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形を変え、場所を変え、時代を変えて、紛争と戦争は止むことがない。現代でも、まるで兵器の見本市のようにある間隔を置いて起きる理念なき戦争、イデオロギーと信念の固執が生む自傷的な紛争がそこにある。
トゥーキュディデースの『戦史』このかた、戦争の歴史は人類史として材料に事欠くことなく綴られてきた。もし、現代がこれまでの歴史と違う部分があるとしたら、多数のメディアという手段を持っていること。多数は多様とディテールを生み出すのに有効だ。50年を経て、すでに強くは語られない太平洋戦争でさえ、『「松代大本営」の真実』などがいまでも明らかになる。
忘れないこと、空いた隙間をそのままにしないこと。本の持つ力の一つは多様で感受性の高い備忘録であることにもあるのです。かぎりのある本の流通という条件の中、本という記録をとどめる手段は、これまでは主に図書館が担っていた。編集工学研究所はいま、刊行された一冊の本に、本と人の関係の中でつねに新たな意味が生成されつづけるアーカイブ、まったく新しい図書館の構想に着手しています。(N)
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