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ようこそ、絶品堂書店へ。
絶品堂の棚をにぎわすのは、松岡正剛が注文したものの、「絶版本」、「品切本」としてすでに手に入らないことが分かった本の数々。
そんな"絶品な"本の中から、最近入荷した本を少しずつ紹介します。 |
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千夜千冊500冊到達記念の特別編の後半は、第251夜から第500夜までの“絶品本”44冊のリスト。500冊のトータルの絶品率は、96冊19.2%という数字。この100冊近い本にはもう出会えないのか、もちろん、そうではありません。
編集部で蔵書の管理を担当している松元誠君は、古書店で働いた経験もあり、今でも休みの日には都内各地で開かれる古書市に必ず顔を出すという“書痴”の一人。その経験を生かして、今回、書店では手に入らないこの96冊を探してもらった。
開始から1週間、連日小包が届き、机の上がみるみる埋まっていく。送り主は青森から熊本まで全国の数十の古書店。松元君は今回、古巣の神田古書店街に走らず、全国の古書店がネットで共同で運営する検索・販売サイトに的を絞ったのだ。
この網の目はなんでも掬う。あっというまに本は見つかり、古書店からの確認メールの山で返事を出すのも一苦労。本の状態も聞けばメールで回答がある。ただし、一足遅かった、が数件あり。逃した魚がだんだん大きくなる。
さらに今回入手した本は単行本が多く、そのきれいにセロファン紙でカバーされた本(愛を感じますね)のなかには、ほれぼれするような美しい装丁の初版本なども混ざり、望外の喜び。だんだん『死の蔵書』の世界が近づいてくる。
そんななか、今回の難関です、と言われたのが以下の15冊。
002夜 ロード・ダンセーニ 『ペガーナの神々』
030夜 イアン・ビュルマ 『日本のサブカルチャー』
079夜 上村一夫 『菊坂ホテル』
092夜 ドン・タプスコット 『デジタル・チルドレン』
109夜 海津一朗 『神風と悪党の世紀』
140夜 ルネ・ユイグ 『かたちと力』
157夜 エルンスト・マッハ 『マッハ力学』
211夜 加藤 勝 『ホメオスタシスの謎』
219夜 岩田一男 『英単語記憶術』
246夜 堀田かつひこ 『オバタリアン』(一部)
263夜 オットー・ボルノウ 『気分の本質』
290夜 P・J・オローク 『ろくでもない生活』
342夜 間 章 『時代の未明から来たるべきものへ』
376夜 メアリー・ボイス 『ゾロアスター教』
381夜 アンドレ・ルロワ=グーラン 『身ぶりと言葉』
500分の15冊という今回入手できなかった本、実はこの3%の本こそがお楽しみなのです。ないことは決してネガティブではない。どこかにあると思うと、ちょっとだけ世界はおもしろくなってくる。ほら、これから行く近くの古書店のいつもの棚が、少し違って見えませんか。(N)
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