セイゴオちゃんねる

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2013年2月28日

News 土方巽 85歳の誕生日を祝う

 3月8日(金)、田中泯さんの企画により、土方巽さんの85歳の誕生日を祝うイベントが開催されます。生前の土方さんから大きな影響を受けたセイゴオも出演します。

イベントの詳細、お申込みは下記をご覧ください。


土方巽 85歳の誕生日
―オドリ続ける土方巽について―

日時:3月8日(金) 開始19:00(開場は30分前より)
場所:plan-B (中野区弥生町4-26-20モナーク中野B1)
    http://i10x.com/planb/access

出演者:田中泯・宇野邦一・松岡正剛
そのほかゲスト多数

参加費2500円(軽食有り)

お申込み:下記のplan-Bの申し込みフォームで必ずご予約ください。
http://i10x.com/planb/contactus

★千夜千冊第976夜 土方巽『病める舞姫』もご覧ください。


投稿者 staff : 20:15 | コメント (0)

2013年2月27日

Publishing 「比叡おろし」誕生秘話

2月7日付の日本経済新聞関西版の連載コラム「歌ものがたり」で、セイゴオが若かりしころに作詞作曲した「比叡おろし」が取り上げられました。このコラムは、関西にちなんだ歌を取り上げ、その作者などにインタビューをするというもので、「比叡おろし」は2回にわたる"特別編"になるのだそう(次回は2月12日予定)。
 「比叡おろし」は、とりわけ京都出身者には思い入れをもたれている"名曲"らしく、六文銭や小林啓子さん、由紀さおり・安田祥子さん姉妹によって歌い継がれ、五木寛之さんや笑福亭鶴瓶さんにも愛され、いまもときどきラジオのリクエスト番組でかかることもあるようです。
 早大学生だったころにハーモニカであっというまにこの曲をつくったというセイゴオ。そこには、純情一途な片思いの恋が関係していたのだと、このコラムを担当している中野記者の質問に答えて、素直に"白状"しています。

比叡おろし
作詞・作曲 松岡正剛

風は山から降りてくる
レタスのかごをかかえて
唇はくびれていちご
遠い夜の街を越えて来たそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますえ

投稿者 staff : 20:14 | コメント (0)

2013年2月25日

【News】3月3日、ヴィヴィアン佐藤さんのトークイベント

 3月3日(日)午後、ゴートクジISIS「本楼」でヴィヴィアン佐藤さんをお迎えしてトークイベント・そ乃香を開催いたします。タイトルは「雛と化粧と非建築」。
 現在開催中の個展「VIVIENNESATO SOLO SHOW 『PSYCHE`S SIGHS,LONG LONG BREATHS IN WINTER』真冬のプシュケ展」の狙いから、美術家、非建築家、映画批評家、プロモーター、そしてドラァグクイーンと様々な顔をもつ「ヴィヴィアン佐藤という生き方」まで、一期一会のココだけのお話をお楽しみください。

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ゴートクジISIS本楼「そ乃香」vol.1
ヴィヴィアン佐藤「雛と化粧と非建築」
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■日 時 2013年3月3日(日) 3:00 開場
3:30~5:00 【噺】-ヴィヴィアン佐藤
5:00~6:00 【呑】-トワイライトカクテルタイム
■場 所 ゴートクジISIS「本楼」
       世田谷区赤堤2-15-3 編集工学研究所&松岡正剛事務所1階
■参 加 先着40人
■入場料 【噺】+【呑】 3000円 (ドリンク付) 
           ♥ぜひみなさまも「雛」になって来て下さい♥
■申込み・問合せ sonoka@eel.co.jp (担当:和泉佳奈子)
(イベント名・参加人数・お名前・フリガナ・参加人数・携帯番号・性別・質問などを
ご記入のうえメールでお申込みください)
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ヴィヴィアン佐藤「雛と化粧と非建築」に添えて
◎活動内容や生活スタイル、言説などが実はとても誤解されやすい私です。派手なドラァククイーンの装いが裏目に出ることもしばしば。古い知り合いの方こそ、私の本質を見ることが出来なくなってしまう傾向がある様です。
◎今回は私の「非建築」という肩書きから始まり、「お化粧」「女装」を始めた動機、「美術家」としての私。そして「映画批評」から様々な「プロモーター」としての活動、最近の「迷所巡礼」という都市の物語性を巡るエッセイを紹介することにより、「超個人」的な活動を「同時代的」に自己紹介していきます。
◎wikipediaをほとんど信頼しない私です。ですから私のwikipediaのページは全く正確ではありません。気にしていないのです。 このような会ですと、にわかネット検索する方も多いかと思われますが、今回のコンセプトは「そ乃香」。そこだけに発散する私の香り・存在・気配を嗅ぎ取っていただければ嬉しく思います。

ヴィヴィアン佐藤
美術家、非建築家、映画批評家、プロモーター、ドラァグクイーン、、と様々な顔を持つ。ジャンルを横断していき独自の見解で「トーキョー」と「現代」を乗りこなす。自身の作品製作のみならず、「同時代性」をキーワードに映画や演劇、ライヴなどを単なる受け取る側としてではないプロモーション活動も展開。 バーニーズNY、ヴーヴクリコ、LANVIN、MILKFEDなどのディスプレイや作品を提供。野宮真貴や故山口小夜子、故野田凪、古澤巌など個性派美学を持つアーティストとの仕事も多い。2012年からvantanバンタンデザイン研究所で教鞭を持つ。


〇「トークイベント・そ乃香」は、松岡正剛事務所の和泉佳奈子の企画・プロデュースによるゴートクジ本楼のための催事シリーズです。今後も意外なゲスト・趣向で展開します。乞う期待。


投稿者 staff : 20:14 | コメント (0)

2013年2月 1日

Report 「アプローチ展」記念トーク

 1月29日、竹中工務店主宰のシンポジウムにセイゴオが出演、建築家の内藤廣さんと対談しました。聞き手は、デザインジャーナリストの森山明子さん。
 このシンポジウムは、竹中が50年にわたって発行している建築情報誌「アプローチ」を一望する展覧会を記念するもので、「企業誌の果たす役割とメディアの未来」をテーマにしていましたが、内藤さんが三陸復興に携わりながら痛感してきたという「言葉の思想」の重要性について語り、それについてセイゴオが進行役の森山さんに感想を逆質問するという異例の展開によって、3・11後の日本社会をとりまくシステムや制度とメディア社会の変化について、三人三様の問題意識が重層的に交わされていきました。

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トークの内容は以下をご覧ください。


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 シンポジウム開演前、「アプローチ展」会場で顔を合わせた内藤さん・森山さんから「今日はぼくたち二人が聞き役になりますから、松岡さん、よろしくね」と挨拶され、すかさずセイゴオも「ダメダメ、今日はぼくが聞き役だよ。聞き役ならぼくのほうが早いからね(笑)」。早くも丁々発止のやりとりが始まりました。

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 まずは、50年にわたる「アプローチ」誌の全貌を見ての感想をセイゴオと内藤さんが語ります。セイゴオは、アプローチが掲載した石元泰博氏による村野藤吾氏の肖像写真を「日本建築史上の傑作」と大絶賛。すると、内藤さんからは、その肖像写真のオリジナルプリントを、「村野藤吾賞」受賞の折に石元氏から贈呈され、いまも毎日眺めているというエピソードが披露されました。すかさず森山さんは「石元さんは深い謎かけをする人だった」と明かします。

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 内藤さんは、「建築は制度によって飼育されてきた。いまでは供給側がつくるものが社会を構成する人々の幸せにならないという事態が起こっている」と、東日本大震災や原発事故を抱えた日本の建築業界を振り返り、「この亀裂をつなぐものは、言葉しかないのではないか」と問題提起。そして、会場の皆さんに、セイゴオの『3・11を読む』をぜひ読むべきだと力説しました。「ぼくはあの本によって、いまの日本や東北の置かれている状況が、ものすごくよくわかるようになった」。

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 内藤さんのコメントに対する感想をセイゴオから求められた森山さんは、「私が聞き手なんですが」とことわりながらも、長らく写真やデザインの編集にたずさわってきた経験から、「とりわけ、戦後はじめて美術の仲間入りをした写真やデザインの世界には、言葉を残すシステムがない。ヨーロッパではデザイナーがレストランのナプキンに走り書きしたものすら保存するという考え方があるが、日本では言葉がどんどん散逸してしまう。そのことに強い危機感を覚えている」と鋭い見方を差し込みます。

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 内藤さんと森山さんの「言葉」に対する問題意識を受けて、セイゴオは、「エクリチュールが切れっ端のようなものによって残され、それが社会や文化や政治のモジュールをつくってきた。そのモジュールが大きなシステムに取り込まれてしまった現代社会では、もう一度エクリチュールの切れっ端からやり直すしかない」。また、これからは、言葉というものを意匠や様式やデザインと分けて議論すべきではないと語り、「すでにウェブ社会が書くことと読むこと、文字と音声と映像を入れることをほぼ同時化している。かつて宮澤賢治がたった一人でやっていたことをみんなでやるようになっている。建築もデザインもこれに匹敵する同時性をもたなければ、ウェブに負けてしまうし、じつは三陸のような場所では、日々それがすでに凝集しているのではないか」とさらに問題提起しました。

 以降も、三人が語り手となり聞き手となりながらトークが進み、思想とアートと建築の関係性や、内藤さんが長らくかかわったGマークとプロダクトの抱える問題、メディアとウェブ社会の変質などの話が展開しました。 
 本シンポジウムの「立役者」ともいえる「アプローチ誌」および「竹中工務店」に対しては、セイゴオからは「まだこれは建築雑誌であると思いすぎている。その枠組みごとまだまだ変化させていくほうがいい」、内藤さんからは「最近、竹中工務店とも仕事をしているが、どうも『アプローチ』は竹中よりも竹中らしい」という辛口のコメントが飛び出す場面も。
 会場に詰めていた竹中の社員のみならず、建築やデザインや編集にかかわる聴衆の皆さんも、じっとりと脂汗をかいたのではないかと思われるほど、思想と建築、設計と現場、日本の歴史と現代の深い亀裂を抉るような話が次々と畳みかけられたトークとなりました。

投稿者 staff : 20:13 | コメント (0)