セイゴオちゃんねる

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2013年1月25日

Diary 玄月誕生祝・本楼本合わせの巻

 まだまだ一部の工事や空間整備が続いているゴートクジISISでは、日常的な来客対応や、編集学校の行事や小規模な読書セミナーなどを通して、ヒューマンウェアのバージョンアップに日夜取り組んでいます。
 そんななか、所員にとって最大の腕の見せ所となる、恒例のセイゴオ誕生祝いを行いました。なにしろ趣向も次第もセイゴオにいっさい頼るわけにはいかないこの一夜、そのうえ初のゴートクジバージョンをしつらえるとあって、所員のはりきりぶりも数日前から最高潮。
 メインとなる趣向は、一人一人がメッセージを添えて本を贈るというシンプルなものながら、所員にとって、セイゴオのために本を選ぶことはまさに決死のストレートファイトを意味します。
 「この数日は全館に陰謀めいた空気が満ちてたね(笑)。みんなぼくにコソコソして」と苦笑しながらお祝いの席についたセイゴオも、ひとりひとりの覚悟のほどを十二分に感じ取ってくれたようでした。

 以下、本楼で開催された誕生祝の模様を写真でレポートします。

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こちらは年始に届いたイシス編集学校の九天元氣組の皆さんからの贈り物。1年の抱負などを込めて手の込んだ装丁・パッケージでオリジナルの豆本を毎年送ってくれる。ヘンコーケンの制作チームにとって、セイゴオの誕生祝を企画するうえで最強のライバルでもある。

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左:夜9時。主賓のセイゴオを迎えて、なにやら緊張感の漂う誕生祝の開演。
右:司会は今回のお祝いの発案者でもある石黒壮明。力む石黒にセイゴオからも所員からもつっこみが入る。

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所員が「さくら組」「つばき組」に分かれ、「本合わせ」の趣向で、セイゴオにメッセージとともに「本楼」にふさわしい本を贈る。
左:第一組「母なる国語合わせ」 木村久美子『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』(多和田葉子)VS佐々木千佳『国語の建設』(林武)
右:第二組「土発するニッポン合わせ」 田中晶子『花綵列島』(高城隆)VS橋本英人『折々の馬たち』(古井由吉)

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左:第三組「草々合わせ」 大武美和子『一日一花』(川瀬敏郎)VS安藤昭子『雑草ノオト』(柳宗民)
右:第四組「ボーイ・ミーツ・ジャパン合わせ」 大川雅生『日本との出会い』(ドナルド・キーン)VS池田紀務『おもてなしの源流』(リクルートワークス)

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左:第五組「経世済民合わせ」 和泉佳奈子『漆の実のみのる国』(藤沢周平)VS田川らん『伊能忠敬の地図をよむ』・『シャッター商店街と線量計』(大友良英他)
右:所員一人ひとりの熱の籠ったメッセージに、セイゴオも真剣に耳を傾ける。某所の山から切り出してきた薮椿と早咲きの河津桜が、「本合わせ」の趣向を飾る。

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左:第六組「遠くから聞こえる声合わせ」 吉村堅樹『十五夜お月さん』(野口雨情)・『いのちの初夜』(北條民雄)VS宮崎慎也『赤い船』(小川未明)・『人形の望』(野上弥生子)
右:第七組「タカハシ合わせ」 高橋秀元『新羅仏教史序説』(鎌田茂雄)VS『オルタード・カーボン』(リチャード・モーガン)

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七組の本合わせが終わったところで、特製バースデイケーキの入場。バースデイソングの合唱のなか、ローソクを吹き消してもらう、ここはいたってオーソドックスな演出・・・。ケーキには、「69」のローソクとともに、ゴートクジISIS住人だけが共有している秘密の暗号「PSM」の文字の入ったプレートも。

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左:イシス編集学校「風韻講座」の小池純代師範ほか指導人・学衆による、セイゴオの誕生日に寄せた短歌集が木村久美子の手からプレゼントされる。これも恒例。
右:本合わせ第八組「型モダン合わせ」 佐伯亮介『Japan japanisch』(ヘルムート・シュミット)VS渡辺文子『幕の内弁当の美学』(榮久庵憲司)

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左:第九組「男の義理合わせ」 土屋満郎『織田信長』(池上裕子)VS太田剛『三絃楽史』(中川愛氷)・『日本剣道史』(山田次朝吉) 所用のため欠席した二人のメッセージを吉村・池田が代読。
右:第十組「大見世・小見世合わせ」 外崎初枝『北斎図録』VS小森康仁『古今百風 吾妻餘波』(岡本昆石)

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左:第十一組「綺想偏屈合わせ」 櫛田理『宮武外骨・滑稽新聞別冊 絵葉書世界』VS太田香保『絵金』
右:第十二組「資本主義は賭博か合わせ」 野村育弘『神はダイスを遊ばない』(森巣博)VS石川貴志『資本主義以降の世界』(中谷巌)

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左:第十三組「ブックウェア愛合わせ」 富山庄太郎『木本昌造伝』(島屋政一)VS広本旅人『少雨荘書物随筆』(斎藤昌三)
右:大トリ「母なる日本合わせ」 石黒壮明『伊勢神宮』(石元泰博)

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最後に、富山デザインによる和綴じの「贈本帖」が渡された。セイゴオはその場で、一行一句を味わっていた。なお、セイゴオが身に着けている帽子とマフラーは、松阪の編集女将こと堀口裕世さんの手編みの品。

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左:本楼本棚で贈呈本の記念撮影
右:井寸房でのセイゴオと所員の記念撮影

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2013年1月18日

企業とメディアの未来を語る

1月29日(火)、竹中工務店主催のシンポジウムで、セイゴオが建築家の内藤廣さんと対談。このシンポジウムは、同社が1964年から発行している「Approach」を一望する展覧会を記念して開催されるもので、企業誌の果たす役割とメディアの未来をめぐります。聞き手はデザインジャーナリストの森山明子さん。

「Approach」は、企業誌の草分け的存在であるとともに、建築文化誌として良質の情報を長きにわたって発信しつづけ、昨年末には200号を達成。一方、メディアの目利きであるセイゴオと、建築の目利きである内藤さんとの共通点は文字文化への深い愛情があること。時代を横断するメディアの役割が、どのような切り口で交わされるかこうご期待。

Approach200 1964-2012 シンポジウム
「企業誌の果たす役割、そしてメディアの未来」

日時:平成25年1月29日(火) 18:30~20:30
会場:竹中工務店 東陽町インテスホール2F
    東京都江東区新砂1-1-1
出演者:内藤廣・松岡正剛 聞き手:森山明子

*参加申し込み方法については、直接松岡正剛事務所にお問い合わせください。
*「Approach200 1964-2012」展は、竹中工務店東京本店内ギャラリーエークワッドで1月末日まで開催中。→詳細はコチラ
 

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