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2009年08月28日
Publishing 歴史観の布は読書が染め上げる
「賢者は歴史から学ぶ」をテーマに編集された『文藝春秋SPECIAL』2009季刊秋号「私の好きな歴史小説・時代小説」に、セイゴオのエッセイが掲載されています。
「読書が自分の歴史観の布を織り上げ、染め上げる。選抜の仕方によっては、実は日本史なんてものはごろごろ変わるべきだろう」。そのひとつの見方として、古代の大物政治家蘇我入鹿をフィーチャーした黒岩重吾『落日の王子』や万葉奈良の藤原一族・橘氏の権謀術策を綴った杉本苑子『穢土荘厳』から、現代も続く日本の暗闘の原型を見出すことを提案しています。
また政教分離の平成の世にこそ、日本学の精神形成に欠かせない信仰や宗教の系譜を扱った司馬遼太郎『空海の風景』や三浦綾子『細川ガラシャ夫人』を見直すことを、あるいは正史だけではなく「負の日本史」を取り上げた海音寺潮五郎『平将門』や塩見鮮一郎『浅草弾左衛門』や島崎藤村『夜明け前』に取り組むことを、そしてかつての日本の政治が今日とはまったく異なった方法で行われていたことを藤沢周平『市塵』や堂門冬二『小説二宮金次郎』で知ることをお薦めしています。

『文藝春秋SPECIAL』2009季刊秋号
発売 2009年8月27日
出版 文藝春秋
定価 1000円(税込)
投稿者 staff : 20:07
2009年08月18日
Publishing 日経新聞「春秋」に取り上げられました
8月18日(火)日経新聞朝刊第一面の「春秋」に、セイゴオが取り上げられました。日本とアジアの共存共栄を扱う記事で、『日本という方法』の一節が引用されています。





2009年08月12日
Publishing 「総点検」時代に活きる編集力
広告・マーケティングの専門誌『宣伝会議』に、セイゴオのインタビューが掲載されています。
近代社会の「欲望の市場」とともに誕生した広告。しかしメディアが多様になった今日、既存の広告に欲望を刺激する力はなくなっている。「社会における広告の役割、欲望と広告の関係、市場や商品との関係。それらをすべて捕らえ直さねばならない時期に来ている。新しい価値観を出すべき」と語るセイゴオ。
ほとんどのモノが満足できるレベルに達していない現代は「総点検の時代」ともいえるが、逆に新たなチャンスを見出せる時代でもある。既存のモノを「コレクト(集める)」するだけでなく、編集して「コネクト(つなげる)」することで新しい価値を作り出していくこと。そのために「編集力」を鍛えること、そして「日本という方法」を発見していくことを進めています。

『宣伝会議』770
発売 2009年8月1日
出版 宣伝会議
定価 700円(税込)
投稿者 staff : 22:30
Diary 登大路セミナーで日本と東アジアを考える
8月6〜7日、奈良市内の登大路ホテルで、平城遷都1300年記念事業の一環として特別ビジネスセミナーが開催されました。モデレーターはセイゴオ、ゲストは寺島実郎さん(日本総合研究所会長)、福原義春さん(資生堂名誉会長)、安田登さん(能楽師)。参加者は「日本と東アジアの未来を考える委員会」メンバーと、奈良県および近県の企業・大学関係者など16人。
日本と東アジアの歴史・現在・未来を語るというセミナーの趣旨に沿って、3人のゲストからそれぞれの専門的な視野に立ったレクチャーがあり、その要所をセイゴオが再編集しつつ、さらにゲスト・参加者が意見を交換しあうという、充実したプログラムの一泊二日となりました。
ちなみに登大路ホテルは、森精機製作所が所有する瀟洒な会員制ホテル。さきごろセイゴオが荒井知事とともに鼎談した森雅彦社長の協力もあり、参加者もゲストももてなしの行き届いたサロン的な雰囲気の中で交歓を楽しみました。

セミナーの発案者であり主催者でもある荒井知事が
冒頭でご挨拶。

セイゴオは、平城遷都1300年記念書籍のコンセプトであり
タイトルでもある「NARASIA」に託して、奈良に始まった
日本の和漢のデュアル・スタンダードという方法を説く。

寺島さんは、日中米関係よりも以前に、歴史的に日本にとって
重要だった日中露関係を見直す壮大なスケールのレクチャーを展開し、
米フィルターに偏った日本の視野に問題提起。

福原さんは、近代日本のあけぼのとともに歩み始めた
資生堂の歴史を軸に、日本文化が本来もつハイブリッドの方法と、
資生堂が重視した「道理」の精神を重ねて語った。

初日の夜は、安田登さんが笛方の槻宅聡さんとともに
能を実演。夏目漱石の『夢十夜』より怪談調の「第三夜」とともに、
『吾輩は猫である』をアレンジした狂言仕立てのオリジナルも披露。

二日目の朝は安田登さんが能と身体と「心」をテーマにレクチャー。
『論語』の世界観を甲骨文字に立ち戻って読むとともに、
「心」の発生を身体論や呼吸論と合わせて独自に解き明かした。

最後は福原さん・安田さん・セイゴオと参加者が交わりながら総括セッション。
福原さんは、日本において断層的に起こる文化変更と
文化発酵プロセスの重要性について語り、
安田さんは、世阿弥の「初心」が、既存の価値観を断ち切る
という意味を含むことを示唆。
セイゴオは、「経営」が本来は東洋の山水思想に根ざす
言葉であることを説き、時代の「気韻生動」を見ることの意義を説いた。
投稿者 staff : 13:20
2009年08月10日
News スカイパーフェクTVで「連塾」松本健一さんとのトークを放映
今年5月30日に開催された「連塾 JAPAN DEEP3」中の、松本健一さんのソロトークとセイゴオとの対談が、スカイパーフェクTV! 262ch 「シアター・テレビジョン」に登場。これは「連塾」で約2時間にわたったトークを60分に再編集したもので、「松本健一の思想旅行〜ライカ犬の夢」というシリーズ番組の中で前編・後編の2回に分けて放映されています。
【放映日時】
◆「松本健一の思想旅行〜ライカ犬の夢 」#3 連塾にて(前篇)
08月04日 07:00 22:00
08月10日 04:00
08月11日 07:00 22:00
08月18日 07:00 22:00
08月24日 13:15
08月25日 07:00 22:00
◆「松本健一の思想旅行〜ライカ犬の夢 」#4 連塾にて(後篇)
08月04日 15:00 26:00
08月11日 15:00 26:00
08月18日 15:00 26:00
08月24日 14:30
08月25日 15:00 26:00
◆「松本健一の思想旅行〜ライカ犬の夢 」#3・#4 連塾にて(前後篇)
08月08日 08:30
08月16日 06:40
08月23日 09:30
08月29日 21:00


投稿者 staff : 15:57
2009年08月05日
Publishing 『週刊文春』本屋さん大賞・新書部門に2冊ランクイン
「週刊文春」8月13・20日夏の特大号の特別企画「R-40本屋さん大賞」の新書部門で、セイゴオの『多読術』が1位に、また『白川静』が5位に選ばれました。この企画は、「良書が埋もれがちな時代だからこそ、本好きの中高年に向けた読み応えのある本を届けたい、そんな思いから目利きの書店員さんたちの力を結集して昨年スタートした」ものだそうです。
1位の『多読術』については、〈「本は二度読む」「読書はマゾヒズム」など正剛ワールドが全開で、読書というものに対する感覚が一変する一冊〉という評価、また5位の『白川静―漢字の世界観』については白川静さんの膨大な業績を手引きしてくれる初めての一冊であることが評価されています。



投稿者 staff : 15:10
