セイゴオちゃんねる

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2009年4月17日

News 連塾JAPAN DEEP 3 申込受付中

異能にたずね、異界をさぐる

 2009年5月30日(土)、連塾JAPAN DEEP 3「異能にたずね、異界をさぐる」を開催します。場所は、品川ザ・グランドホール。ゲストは、横尾忠則さん(美術家)、松本健一さん(思想史家)、萩尾望都さん(漫画家)。彼方の時間と此方の空間を結ぶ三人三様のコトダマを、名モデレーター・セイゴオが自在に引き出しながら、未知で懐かしい異界へと皆様を誘います。


遠くへ攫われたいものです。
連塾塾長・松岡正剛

 近ごろ頻りに去来するのは、いったい何を失ってきて、何を思い出せるのかということです。それが苔にも恋にも光にも、歴史にも鳥類にも及び、また一枚の絵にも一冊の物語にも及びます。
 さあ、何を失い、何を思い出したいのか。とても大事なことなのに、ぼくの場合は、こんなときは一人でいても埒があきません。誰かと話しこんでみたくなる。いえ、誰でもいいというわけではなくて、とびきりの秘密の持ち主とその謎を分かっていくのです。そこで声をおかけしたのが、横尾忠則さん、松本健一さん、萩尾望都さん。
 いずれもとても久しぶりに話しこむことになるのですが、聞きたいことはつながっているんです。「その主人公はどんな謎をもっているのですか」。1メートル70センチの主人公、吉田松陰や北一輝に動く主人公、そして、われわれの内なる少年少女の中に棲む主人公、そこを聞きたいです。
 題して「異能にたづね、異界をさぐる」としてみましたが、途中からどんな話になっていくのかは、ぼくにもわかりません。今回はそこのところが「連塾JAPAN DEEP」です。意識の秘密、記憶の秘密、物語の秘密、神話の秘密、国家の秘密、芸術の秘密があかされるかもしれません。深みにはまりたいと思います。それならぜひともそこへ攫われてしまいたいものですね。品川の海に近い駅のホールでお待ちしています。


*「連塾」はどなたでも参加できます。
 お申し込みはコチラから
http://www.renrenkai.jp/ren3_3.html

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投稿者 staff : 10:08

2009年4月 6日

Publishing 『多読術』、発売開始!

 こんな読み方があったのか!
       松岡正剛最新刊『多読術』(ちくまプリマー新書)、
       読書の極意を満載して、いよいよ発売

 「多読術」とは、たんに“たくさん本を読むこと”ではない。ましてや本を貪り読むための“速読術”とはカンケーない。多種多様な方法をもって、本を読むこと、なのである。

 本書は、無類の本好きにして、無比の多読家であるセイゴオが、幼少時からの読書遍歴を振り返りつつ、「読書という行為」にひそむ認知と思考のパフォーマティブな関係を解説しながら、生き生きとした「多読」の方法を伝授する、とっておきの一冊。読書プロセスの特色を「書き手と読み手と売り手の関係」にまで拡張し、そこからアグレッシブな読書のあり方を導く語り口は、「粗読」「少読」「閑読」派の人にも勇気と希望を与えてくれることだろう。

 読書を神聖なものだとか、有意義なものだとか、特別なものだと思わないほうがいい。読書はもともと多様なものだ。だから、本は「薬」にもなるが「毒」にもなるし、毒にも薬にもならないことも少なくない。読書はつねにリスクを伴うと思ったほうがいい。読書を愉快にさせるのは、読み手次第なのである。  それゆえ本を読むにあたっては、読者自身が自分の得意な作法に照らし合わせ、会得しやすい柔軟な方法を身につけることをススメたい。それにはむしろ最初から多読的に遊んでみるほうがおもしろいはずなのだ。 (あとがきより)


『多読術』
ちくまプリマー新書 106
価格:800円(税別)
2009年4月10日発行

目次
第一章 多読・少読・広読・狭読
第二章 多様性を育てていく
第三章 読書の方法をさぐる
第四章 読書することは編集すること
第五章 自分に合った読書スタイル
第六章 キーブックを選ぶ
第七章 読書の未来
あとがき 「珈琲を手にとる前に」


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投稿者 staff : 15:39