セイゴオちゃんねる

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2008年8月25日

Diary 「椿座」新シリーズ始まる

 連志連衆會が主催している「椿座」(つばきざ)の新シリーズが始まった。

 「椿座」は、先ごろドイツ文化会館で第3期をスタートした「連塾」とともに、連志連衆會が重視してきたサロン的な日本文化塾。回を追うごとに規模が大きくなっている「連塾」とはまた違い、「椿座」では会員限定の少人数制を守っている。昨年は古代から近現代までのさまざまな日本人を取り上げる全5回の講義を、代表理事の福原義春さんとセイゴオの掛け合いによって展開。これが大好評だったことを受け、新シリーズも福原さんとセイゴオの対談形式で行われることになった。テーマは「日本の語り方 ジャパノロジーの系譜」。

 その初日となった7月31日の会は、南青山のファッションビル「コレッツィオーネ」内のスペースで開催された。前期の会場だった奥沢の純和風の「隠れ家」とは対極的な現代的空間だ。じつは、この日に先立って、セイゴオが会員向けに送った案内状には、次のようにしたためられていた。
 

今シーズンはいよいよ「日本人論」にとりくみたいと思います。日本人と外国人による日本の見方をさまざまに紹介しながら、またまた福原さんと組んで、新たな日本人像を浮き彫りにしていきたいと予定しています。
 このシーズンでは、資料のコピーもいろいろ用意するつもりです。そのため、みなさんが読んだり書いたりしやすいような机と椅子のある場所で催したいと思います。いわば「楽しい福原・松岡ゼミ」という趣向です。

 その、セイゴオによる案内文のとおり、会場にはずらりと長机が用意され、大量のレジュメと資料が参加者に配布された。その内容たるや、『古事記』『日本書紀』、聖徳太子の「憲法17条」、最澄「東大寺戒壇・願文」と空海「遊山慕仙詩」、『枕草子』『源氏物語』、世阿弥『花伝所』と心敬『ひとりごと』、『方丈記』『徒然草』『愚管抄』などなど、古代~近世日本を代表する文献の絶妙な組み合わせによる引用集ともいうべきもの。

 この特別編集資料をもとに、セイゴオが自在にそれぞれの時代背景や思想の潮流を解説し、また福原さんが現代や西洋文化との比較の目を随所にもたらしていく。二人の展開の速さと深さと広さは、「椿座」のこれまでのサロン風味をすっかり吹き飛ばしてしまうほどの超絶ゼミといった様相だったが、参加者たちは息つく隙もなく熱心にメモを取り、「ひさしぶりにアタマがくらくらするような刺激だ」と大喜びしていた。

 福原さんとセイゴオは、今後予定されている9月・12月・1月・3月・5月の全5回も、このコンテンツ量を貫いて多様なジャパノロジーの系譜を疾駆するつもりらしい。


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会場の壁面には連志連衆會から生まれたセイゴオプロデュースの数寄の一品たちもディスプレイされた

投稿者 staff : 00:02

2008年8月20日

Publishing 葉月セイゴオアラカルト

■『日本という方法』、韓国進出

『日本という方法』(NHK出版)の韓国語版が出版されました。セイゴオにとって『情報の歴史を読む』『知の編集工学』『知の編集術』につぐ4冊目のハングル版です(監修した『情報文化の学校』まで入れると5冊目)。出版社は、全集や学習誌などの分野で幅広い読者層をもつ韓国きっての大手出版社WOONGJIN THINKBIG CO.LTD(ウンジンシンクビック社)。

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■新雑誌『BOKUDEN』に登場

 京都から「知」を発進する総合雑誌『BOKUDEN』が創刊されました。「なによりもまず、煌くコンテンツがほしかった」という編集発行人の早川義輝さんの要請にこたえて、表紙と巻頭にセイゴオが登場。「世界境界の読み方」と銘打って、白川静の「興」「亜」「遊」を観照しつつ、井筒俊彦のイスラム・仏教、エマニュエル・レヴィナスの論理学・存在論を自在にまたぐニューバロック的読書法を披露しています。

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『BOKUDEN』 2008年9月号
発 行:サイゾー
発売日:2008年8月7日
価 格:800円(税込)


■中谷巌氏とロング対談-『季刊  政策・経営研究』

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング発行の『季刊  政策・経営研究』に、同社理事長である中谷巖氏、編集長の太下義之氏に迎えられて行った座談会が採録されています。テーマは「編集されゆくグローバリゼーション」。日本が歴史的に体験してきたグローバリズムと、現在直面しているグローバリズムの違いは何か、また日本はそれらとどのように向き合ってきたのか、そこにひそんでいた日本の方法とは何なのか。日本の本来と世界の将来を解き明かす、充実の記事となっています。その全文が、下記ホームページでも公開されています(無料で閲覧可能)。


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『季刊 政策・経営研究』 2008 Vol.3(通巻第7号)
(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの機関誌)
 PDF公開:http://www.murc.jp/report/quarterly/index.html 

投稿者 staff : 18:46

2008年8月12日

News 今年も開催「擬画遊書展」

 「ダブルページ」で全48作品発表

 9月6日(土)~28(日)、千鳥ヶ淵にある「ギャラリー册」で、今年もセイゴオが遊書や擬画を披露する個展を開催します。一昨年前の「千夜千冊」、昨年の「物語の出現」につづく今回のテーマは、「ダブルページ」。本をこよなく愛するセイゴオが、本のもつ永遠のフォーマット「ダブルページ(見開き)」にこだわって、紙はもちろんのこと木や陶板や銅板などさまざまな素材を使って表現した墨書やドローイングを、すべて見開きの「本」に仕立てて発表します。

 30年以上にわたり、つねに「職人」として本づくりに携わってきた編集者セイゴオが、アーティストとしてどんなダブルページを展開するか、どうぞご期待ください。

 なお、展覧会オープニングの9月6日(土)の夕刻にはレセプションを開催します。どなたでもご参加できます。また、9月23日(火・祝日)には、会場で記念トーク「夜のサロン」を行います。トークは事前申し込みが必要ですので、お早めに下記の「ギャラリー册」にお申し込みください。

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■擬画遊書展「ダブルページ」■

会 期 2008年9月6日(土)~28(日) 11時~19時
休館日 2008年9月8日(月)、16日(火)、22日(月) 
会 場 ギャラリー册    
     東京都千代田区九段南2-1-17パークマンション千鳥ヶ淵1階
交 通 東西線・半蔵門線・都営新宿線 九段下駅2番出口 徒歩10分


◎レセプションパーティ 9月6日(土)17:00~19:00

◎松岡正剛の「夜のサロン」
  日 時 9月23日(火・祝日) 16:30~18:30
  会 場 ギャラリー册 定員:30名 料金:3500円
  ※お申し込みはギャラリー册まで


投稿者 staff : 21:46

2008年8月 5日

News シチズンズカレッジで「世界と日本のまちがい」を語る

TCC講演会「第100期講座」でソロ講演

 9月10日(水)、「ザ・シチズンズ・カレッジ(TCC)」が主催するTCC講演会「第100期講座-学習の旅への道標」で、セイゴオが「“おもかげ”と“うつろい”の国-誰も知らない、世界と日本のまちがい」をテーマにソロ講演を行います。「アワセ・キソイ・ソロエ」に象徴される日本の編集文化の話から、セイゴオ独自の編集的世界観に基づく近現代の歴史の話まで、ダイナミックに展開する約100分講義を予定。

  TCC講演会は、40年にわたって年に数回づつ開催され、参加者は延べ42万人。毎回、政治経済、科学技術、哲学宗教から芸能芸術、学校教育まで、各分野のスペシャリストがそれぞれの思想や生きざまを語りつくすというもの。

■日時 2008年9月10日(水)
      開場18:15/開演18:45/終了20:30

■会場 KDDIホール
      東京都千代田区大手町1-8-1
KDDI大手町ビル2階

■お申込は、下記のサイトからお願いします。

http://www.ttcc.or.jp/index.html

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投稿者 staff : 00:06