セイゴオちゃんねる

2013年12月17日


Publishing 師走のメディアでおおいに語る



 12月14日発売の雑誌「ケトル」12月号にセイゴオへのインタビュー「タモリとはナポリタンである」が掲載されています。
 セイゴオは、タモリ三原則として「①仕込まない ②批判しない ③力まない」の3つを挙げて、初期タモリの即興芸から超長寿番組となった「笑っていいとも!」までをひとつの射程から解明します。
 「いいとも」は1982年の開始以来、正午からの一時間を生放送で彩り続けました。この番組は「タモリ」=「テレビ」というインターフェイスの上に成立した私たちの日常そのものとも思しき現象だった、とセイゴオは語ります。そしてあたかも永遠に「現状維持」を続けていくかのようにみえる企業と比較しながら「中間管理職のサラリーマン的」と評しています。

 2013年12月11日付けの毎日新聞の連載コーナー「京がたり 日本再発見」では、セイゴオが少年期を過ごし、現在にいたるまでのルーツのひとつと言える京都について、ブランド力や伝統のあるものに固有の「プロセス」ではなく「完成品」を求められる難しさを語っています。
 ブランドの「定番化」が「プロセス」を軽視しいつわりの完成品をつくりあげてしまう。結果、ブランド力の低下と伝統の崩壊にまでいたる。セイゴオはこのような情報資本主義のありかたを指摘し、食品誤表示問題も「プロセスを見えないところへ」遠ざけた結果と語っています。曰く、「モノやコトの本質が、氾濫する情報によってむしろ見えなくなっている」。

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2013年7月25日


Publishing 秘伝開帳『意身伝心』いよいよ発売&サイン会実施決定(追記あり)


コトバの達人セイゴオとカラダの達人田中泯が、イメージの源泉から編集と表現の秘密まで、とことん語り合った本ができました。

二人の出会いは1975年。言語身体と身体言語に鋭い問題意識をもっていたほぼ同い年の二人は、以来、「生涯でもっともコラボレーションをしてきた相手」となるまでに、互いに親交をはぐくんできました。が、意外なことに、二人の対談はごく限られた場でしか行っていなかったことに加えて、二人がそれぞれの方法論を語り合う機会はほとんどなかったのだとか。

本書は二人のそれぞれの「弟子」である石原淋と太田香保が共同で企画、日頃感じていた田中泯とセイゴオのあいだの恋学作法とともに、言語と身体、ダンスと編集の方法論やワークショップ論をとことん聞き出したものです。

ラディカルで"怖いものなし"の無敵の自由人、それでいて一途で生真面目で礼節を重んじる修行者。そんな二人の奔放で真摯な対話には、イメージや知やクリエーションに関心のあるすべての人にとって、見方・考え方・生き方のヒントがいっぱいです。

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『意身伝心――コトバとカラダのお作法』 田中泯・松岡正剛 春秋社 1995円税込 2013年7月25日発売

*Special Contents:口絵カラーほか対談写真・秘蔵写真満載、木幡和枝&エバレット・ブラウンによる英文ページ、二人のおいたちと出会いと現在までを網羅した詳細年表、田中泯まえがき・松岡正剛あとがき&関係者の「付記」

★8月14日(水)、代官山蔦屋書店で田中泯・松岡正剛によるトーク&サイン会の実施も決定!  詳細およびお申し込みはコチラ↓ ★追記:このトーク&サイン会はすでに満員御礼のため受付終了となりましたが、キャンセル待ち  による立見での参加およびサイン会参加については下記の中の★印のところをご覧ください。

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2013年2月27日


Publishing 「比叡おろし」誕生秘話


2月7日付の日本経済新聞関西版の連載コラム「歌ものがたり」で、セイゴオが若かりしころに作詞作曲した「比叡おろし」が取り上げられました。このコラムは、関西にちなんだ歌を取り上げ、その作者などにインタビューをするというもので、「比叡おろし」は2回にわたる"特別編"になるのだそう(次回は2月12日予定)。
 「比叡おろし」は、とりわけ京都出身者には思い入れをもたれている"名曲"らしく、六文銭や小林啓子さん、由紀さおり・安田祥子さん姉妹によって歌い継がれ、五木寛之さんや笑福亭鶴瓶さんにも愛され、いまもときどきラジオのリクエスト番組でかかることもあるようです。
 早大学生だったころにハーモニカであっというまにこの曲をつくったというセイゴオ。そこには、純情一途な片思いの恋が関係していたのだと、このコラムを担当している中野記者の質問に答えて、素直に"白状"しています。

比叡おろし
作詞・作曲 松岡正剛

風は山から降りてくる
レタスのかごをかかえて
唇はくびれていちご
遠い夜の街を越えて来たそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますえ

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2012年10月11日


Publishing 産経EX「BOOKWARE」連載スタート


 10月7日(日)より、毎週日曜日、産経EXの読書コーナーで松岡正剛「BOOKWARE」という連載が始まりました。毎回、1冊のキーブックと3冊の関連本を紹介します。本と本まわりを繋ぐ幾筋もの話をセイゴオ流に展開していく予定。また、掲載する本の写真は、すべてセイゴオディレクションによるもの。


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2012年7月 4日


Publishing&News 『3.11を読む』発売&記念トーク


3.11の時代、この60冊から日本の行方が見える。(帯より)

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 東日本大震災直後から、セイゴオは「胸の津波」が止まないと言っていた。言葉が出ないのではなく、次々に思いつく言葉を却下したくなったと言う。この12年欠かさず書き続けてきた千夜千冊も、3.11前にアップした『遊牧民から見た世界史』以降、次に取り上げる本がなかなかうかばないようだった。
 このままでは歴史的現在性や編集的現在性を書き続けてきた「千夜千冊」に大きな穴をあけてしまう。セイゴオは一大奮起し、書店を何軒もまわって地震と津波と原発関連の本を何十冊も買い込んだ。ようやく3.11から5日後の3月16日に、それまでの「連環篇」をいったん中断して、「番外録」を新たにスタート。一冊目は『新版-活動期に入った地震列島』だった。以降、2012年3月までに「番外録」は一夜に数冊の本をとりあげるという新しいスタイルも導入しながら82冊の本を紹介し続けてきた。本書は、そのうち7割程度をピックアップして再構成したものである。日本の行方を探るための必読書ともいえる60冊である。
 表紙には、セイゴオが胸の津波を抱えながらあるいた道のり「SEIGOW ROAD to the deep north 」を銀の箔押しで刻印した。総ページ数430頁。

※『3.11を読む』の刊行トークイベントは、8月7日(火)18:30~東京堂ホール(神田神保町6階)で開催いたします。

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われわれが挑むべきは、事故と損傷の正体の真っ只中にあえて身を突っ込んで、新たな意味を発見することなのである。おそらく3.11とはそのことの告知であったろう。(まえがきより)
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投稿者 staff : 22:51

2012年4月23日


Publishing 日本経済新聞(夕刊)「人間発見」


日本経済新聞(夕刊)の人気コラム「人間発見」に4/23(月)から7回連載でセイゴオが登場します。テーマは「はじめに編集ありき」。

絵本と俳句から始まった「知」の生い立ち、新聞記者にあこがれていた高校時代やアジビラ書きで文章を鍛錬した大学時代、広告代理店に勤務していたころの編集的な冒険、工作舎の設立と『遊』創刊のエピソード、そして編集工学研究所を立ち上げてから現在までの「日本という方法」や「千夜千冊」への取り組みなど、半世紀以上にわたる編集屋セイゴオの歩みがひも解かれるインタビューです。

■日本経済新聞(夕刊) 「人間発見」 
 連載期間 4/23(月)~4/27(金)、5/1(火)~5/2(水)予定

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*第一回目:日本経済新聞(夕刊)「人間発見」 4/23(月) 7面

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2011年11月17日


Publishing 『NHK「爆問学問」世界が大きく開ける言葉』刊行


2008年にセイゴオの出演した「爆笑問題のニッポンの教養」が文庫になりました。
セイゴオ×爆笑問題の対談、「プラスやマイナス、“一対”のものを受け入れるとらえ方が必要だ」が収録されています。
 *2008年4月1日に放送された番組の概要はこちら↓
 http://www.eel.co.jp/seigowchannel/archives/2008/03/news_38.html 

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■『NHK「爆問学問」世界が大きく開ける言葉』
発売 2011年11月10日
発行 三笠書房
定価 580円(税込)

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2011年11月 7日


Publishing 『連塾-方法日本』完結! 第3巻まもなく発売


11月12日、「連塾ブックパーティ」で先行販売も

セイゴオの熱血講義を再現した好評のシリーズ『連塾-方法日本』第3巻『フラジャイルな闘い』が、いよいよ出版されます。

このシリーズは、2003年から2005年まで開催された「連塾 第1期」のセイゴオのソロトーク全8講を、完全採録するものです。すでに第1巻『神仏たちの秘密』が2008年末に、第2巻『侘び・数寄・余白』が2009年末に刊行されています。第3巻『フラジャイルな闘い』は当初2010年末刊行を予定しながら諸事情により大幅に出版時期をずらしての刊行となりましたが、「連塾本」全3巻を締めくくるとともに、3・11後の母国日本への思いを新たに込めた、セイゴオ渾身の1冊となりました。

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『連塾 方法日本3 フラジャイルな闘い―日本の行方』
春秋社 11月20日刊行
1800円(税別)

*『連塾―方法日本』完結記念として、春秋社から豪華オリジナルBOX入りの3巻セットも近日中に発売されます(追ってご案内します)。

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2011年11月 1日


Publishing 『週刊ポスト』「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100」 013~017


『週刊ポスト』のカラーグラビアで好評連載中「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン」は10月で5カ月目をむかえました。現在発売中の最新号では「017吹寄」が掲載されています。

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(写真:太田真三)

 風が吹き寄せ、紅葉の葉っぱや落ち葉が吹き寄せる。いろいろなものがどこかから風に吹かれて集まってくること、その様子、その風情、それが吹ふき寄よせである。(中略)ただし条件がある。目にも綾なものでなければならない。吹寄は原則が「秋」のアッサンブラージュなのだ。
 そもそも「まぜこぜ」とは「交ぜ混ぜ」である。いろいろなものを交差させ、混淆し、組み合わせる。そうすると別な価値観がそこにあらわれてくる。そこに新しさが見えてくる。
 実は「吹く」という言葉にも「見えないものが内側から感じられてくる」という意味があった。芽吹く、吹き出し、吹き上げるとは、そういう吹くものの力を予感している言葉だったのだ。
【10月31日発売「週刊ポスト」11月11日号 「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100 ―017吹寄」より】

10月に掲載された013~017の「ジャパン・コンセプト」と中見だしは以下のとおり。

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2011年10月25日


Publishing セイゴオ監修『日本のもと 海』刊行


セイゴオ監修の児童書『日本のもと 海』が刊行されました。『日本のもと』シリーズは、子どもたちに自分が暮している日本について知ってもらうための全10巻のシリーズです。
第9巻にあたる『日本のもと 海』は、海のなりたちや日本と海の歴史をたどる「温故編」、日本と海の本来と現状についてセイゴオが『日本のもと』のキャラクター・トキオくんの質問に答える「知新編」、そしてこれからの日本と海のかかわりを考える「未来編」で構成されています。

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*イラスト、図版、写真もたくさん使われた楽しい一冊です。

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投稿者 staff : 14:32

2011年10月11日


Publishing 『週刊ポスト』「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100」 010~012


『週刊ポスト』のカラーグラビアで好評連載中「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン」は9月で4カ月目をむかえました。現在発売中の最新号では「013無盡講」が掲載されています。

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(写真:太田真三)

 昭和二年、ドイツのレクラム文庫を真似て岩波文庫が生まれた。(中略) 以来、どれだけ文庫本のお世話になってきたことか。私は最近のカバーガついた文庫本も好きである。あの小さな面積に実に多様で大胆なブックデザインがほどこされていて、ときにお盆や三方や違い棚に飾りたくなるときがある。
 文庫本はA6判の小冊子ともいうべき体裁の本だが、日本で文庫といえば「ふみぐら」のことをさした。書庫である。
 そこで今回は川上未映子の『乳と卵』をできるだけ恭しく撮ってもらった。この作品のもつ官能とカバーデザインと三方は新しい「和」を告げる。コンセプト・ジャパンのニューウェーブなのである。
【9月26日発売「週刊ポスト」10月7日号 「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100 ―012文庫」より】


9月に掲載された010~012の「ジャパン・コンセプト」と中見だしは以下のとおり。

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投稿者 staff : 12:43

2011年9月 1日


Publishing 『週刊ポスト』「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100」 007~009


『週刊ポスト』のカラーグラビアで好評連載中「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン」は8月で3カ月目をむかえました。現在発売中の最新号では「009案山子」が掲載されています。

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(写真:太田真三)

 いったい案山子とは何なのか。何者なのか。蓑笠つけた案山子が不憫な一本足であるのはなぜなのか。実は案山子はれっきとした神なのだ。本名をクエビコという。しかもたいへんな物知りなのである。(中略)『古事記』は、クエビコはいまではヤマダノソホドと呼ばれ、足は動かないのに天下の事をことごとく知っている、と説明している。
 日本にはこのように、すべてを知っている者はあまり動かないし、ふだんは目立たないという見方があった。(中略)指一本で万能検索できる世の中では、こんな神々のこと、ほとんど忘れられてしまった。しかし、本当の物知りはいまなお脇役にこそいるにちがいない。
 2011年8月29日発売「週刊ポスト」9月9日号 「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100 ―009案山子」より

8月に掲載された007~009の「ジャパン・コンセプト」と中見だしは以下のとおり。

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投稿者 staff : 00:53

2011年8月31日


Publishing 蜷川×寺山×大竹「身毒丸」に寄せて


現在公開中の蜷川幸雄演出・舞台「身毒丸」のパンフレットに、セイゴオが「いたわしさの深さ・いたましさの表現」を寄稿しました。千夜千冊第307夜『説教節』と第413夜『寺山修司全歌集』を読んで「ぜひ松岡さんにお願いしたい」という担当者の思いに応え、寺山さんへの思い、説教節への思い、そして蜷川さんによるあらたな「身毒丸」への思いを綴っています。

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◆要旨は以下のとおり

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投稿者 staff : 14:17

2011年8月17日


Publishing 『週刊文春』で「編集数寄」を語る


前号に続いて、現在発売中の『週刊文春』「わたしの愛する嗜好品ものがたり」にセイゴオのエッセイが掲載されています。2回目のタイトルは「数寄こそものの上手」です。江戸の茶人・川上不白にならって「守・破・離」を取り入れたイシス編集学校について語っています。

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投稿者 staff : 23:52

2011年8月 8日


Publishing 芭蕉から蕪村、そして小林一茶へ


書の総合雑誌『墨』で1999年から連載の「日本の書文化」。最新号に第四十八回「俳諧のソフトウェアが書を遊ぶ」が掲載されています。
“俳諧書”に潜む遊び心や表現方法を、芭蕉・蕪村・一茶たちの残した色紙や短冊から読み解いています。

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◆要旨は以下のとおり

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投稿者 staff : 17:08

2011年8月 6日


Publishing 今、空海と密教の叡知を読み直す


『Discover Japan』8月号の大テーマは「空海と密教」。高野山真言宗管長・松永有慶さんの推薦を受けたセイゴオのロングインタビューが掲載されています。
混迷する今の時代にこそ、あらためて必要とされる空海と密教の魅力を語っています。

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◆ロングインタビューの要旨はこちら

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投稿者 staff : 17:34

2011年8月 5日


Publishing 「美意識」から日本を読み直すとき


『中央公論』最新号の特集「大人の節電×陰影礼賛」でセイゴオがグラフィックデザイナーの原研哉さんと対談しています。
テーマは「『美意識』から日本を読み直すとき」。大地震、大津波、原発問題というまさに“国難”の最中にある日本の本来と将来を、「日本という方法」と「日本流の美意識」から語り合っています。

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◆対談内容(抜粋)は以下のとおり

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投稿者 staff : 20:18

2011年8月 4日


Publishing 朝日新聞の広告特集「仏に親しむ、仏に学ぶ。」


旧盆を控えた8月4日に掲載される朝日新聞(朝刊)の広告特集“仏に親しむ、仏に学ぶ”で、セイゴオが「仏の教え」をテーマにインタビューに答えています。日々の暮らしのなかで仏教をどのように捉えたらよいか、仏教的なものの見方や考え方を現代にどう活かせばいいのかなど、セイゴオ流の智見や経験を踏まえて披露しています。

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投稿者 staff : 15:32

2011年8月 3日


Publishing 『週刊ポスト』「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100」 001~006


『週刊ポスト』のカラーグラビアで好評連載中「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン」。
現在発売中の最新号では「006供養」が掲載されています。

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(写真:太田真三)

 下北半島の端っこにある恐山はかつてはウソリと呼ばれた。アイヌ語である。いまも宇曽利山・宇曽利湖がある。いつ訪れても色とりどりの無数の風車がそこかしこに突き刺してある。この風車のことを、当地では水子供養のためのオソナイ(お供え)という。  (中略)
 実は、日本神話ではイザナギとイザナミが最初に生んだ子はヒルコと呼ばれ、葦舟に乗せられて流された。ヒルコはやがてエビスと名を変えて、全国の恵比須信仰の対象になった。ヒルコは風のようにさまよう者だったのであり、失った子を大事にすることが、かえって新たな結実の展望に結びついたのだ。  (後略)
 2011年8月1日発売「週刊ポスト」8月12日号 「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100 ―006供養」より

 
6月と7月に発表された001~006の「ジャパン・コンセプト」と中見だしは以下のとおり。

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Publishing 『週刊文春』でセイゴオごのみを語る


『週刊文春』「わたしの愛する嗜好品ものがたり」にセイゴオのエッセイが2回連続で掲載されます。
1回目は現在発売中の8月11日・18日夏の特大号に登場。タイトルは「化石とプロペラ」です。
※2回目は次号の8月25日号(8月17日発売)に掲載予定。

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 嗜好とは何であれ、好きに嗜むことをいう。何が好きになるかにはリクツがない。気が付いたらそれにハマっていたというのが嗜好の起原なのである。(セイゴオ)

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2011年8月 1日


Publishing セイゴオ近々対談・インタビュー


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 JT生命誌研究館が発行する『季刊 生命誌』夏号に、理学博士・JT生命誌研究館館長の中村桂子さんとセイゴオのロング対談が掲載されています。

 『季刊 生命誌』2011年の年間テーマ「遊ぶ」を受けて、二人の対談テーマは「多義性をかかえた場を遊ぶ」。セイゴオによると、「中村さんと私の考え方には共通するものがある。〝物語る方法の魂”が似ている」。中村さんは、編集工学研究所のスローガン「生命に学ぶ・歴史を展く・文化に遊ぶ」は、「生命誌研究館のめざす場の考え方とまったく同じなのに驚いた」。生命の自己組織化や生命科学にひそむ予測不可能性から、「見立て」や「はかなさ」などの日本文化まで、尽きることなく話題が広がりました。対談写真の撮影は、セイゴオの遊人・大西成明さん。

■『季刊 生命誌』 69夏号
発行 2011年6月17日
発行 JT生命誌研究館
下記URLに全文掲載
 http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/index.html
 

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2011年6月15日


Publishing 「週刊ポスト」で新連載スタート


 「週刊ポスト」でセイゴオの新連載が始まります。タイトルは「百辞百物百景-コンセプト・ジャパン100」。「ムスビ」「なりふり」「無常」「後ろ戸」「柳橋」など、日本流のキーワ―ドを100回にわたって連打。太田真三さんの撮り下ろし写真とのコラボによって、現代社会にひそむ多様な日本の面影を紹介します。連載初回の発売日は6月20日(月)、東日本大震災後の日本に向けた言葉から始まります。

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2011年3月19日


Publishing セイゴオの新著『わたしが情報について語るなら』


セイゴオの新著『わたしが情報について語るなら』が発売されました。

本書は、小学5年生を対象とする、ポプラ社の「未来のおとなへ語る」シリーズの一冊。「情報」とはどういうものなのか、身の回りを取り巻く「情報」から、宇宙や生命の進化を促した「情報」、人類の歴史を運んだ「情報」、現代をつくった「情報」の仕組みまで、多様な軸で「情報」の見方・考え方を説きます。さらに、今日の情報社会のなかで、どのように見える情報・見えない情報と付き合っていくか、そのための「編集」の重要性を懇切丁寧に解説します。

東北地方太平洋沖地震以降、被災地の内と外、原発の内と外、日本の内と外をめぐって、「情報」のあり方が問われつづけている今だからこそ、「未来のおとな」はもちろんのこと、ぜひ「現在のおとな」の皆さんにも手に取っていただきたい一冊です。

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未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら
2011年3月18日発行
発行 ポプラ社
定価 1,365円

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2010年11月 5日


Publishing セイゴオ語録『危ない言葉』『切ない言葉』同時刊行


 セイゴオが約45年にわたる編集屋人生のなかで綴ってきた膨大な著述やエッセイや日記のなかから、「危ない言葉」と「切ない言葉」を選りすぐって構成した「セイゴオ語録」が、2冊同時発売になります。11月6日(土)の「連塾ブックパーティ スパイラル巻1 本の風」で先行販売も決定!


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松岡正剛『危ない言葉』『切ない言葉』
求龍堂 2010年11月19日発行
各1500円+税

装幀/晴山季和
ポートレート撮影/中道淳

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2010年11月 4日


Publishing 「本の力、読書の力」(セイゴオメディア情報10/20~10/27)


 雑誌『男の隠れ家』(2010年12月号)の特集「本のある空間、本とある時間。」にセイゴオが登場。松丸本舗を舞台に本の力と読書の力を語っています。

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一冊の出会いを次の本に繋げていく。本を孤立させない。これがとても大切です(セイゴオ)。

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2010年10月12日


Publishing 電子出版『松岡正剛の書棚』


9月30日、Appstoreより電子版『松岡正剛の書棚-松丸本舗の挑戦』(i-Pad用)が発売されました。高画質の写真により書棚の拡大と縮小が自由自在となり、詳細な書名まで見ることができるようになっています。また、充実した読書機能として、著者名・書名の「索引」、ページの「しおり」、アイディアの「メモ書き」などがついています。税込900円。

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2010年7月15日


Publishing 文字と書と意匠の力


7月に入ってから、セイゴオが寄稿した書籍や雑誌の発刊が相次いでいます。

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■『絵で読む漢字のなりたち 白川静文字学への扉』
2010年7月15日発行
著者 金子都美絵
発行 太郎次郎社エディタス
定価 1417円(税込)

*松岡正剛 【序文】 「白川漢字世界観の入口 すこぶる劇的な文字場面集」収録

白川さんの漢字世界観を、金子都美絵さんのシノワズリーな影絵で表現した「すこぶる劇的な文字場面集」(松岡)。漢字に込められた「過激な聖呪」の発現を、一瞬の閃きのうちに結晶してみせた試みを、セイゴオが序文で絶賛しています。

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Publishing 「情熱大陸」だけじゃない―松丸本舗話題沸騰


7月4日に放映された「情熱大陸」によって、ますます話題沸騰の松丸本舗。たてつづけに、さまざまなメディアのセイゴオへのインタビューや記事などでも取り上げられています。

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■「読売新聞」
2010年7月5日発行
月刊ディベート「紙の書店どうする」

iPad上陸後、にわかに現実味を帯びてきたといわれる「電子書籍時代」のなかで、従来型の書店はどうなるのか、『紙の本が亡びるとき?』で知られる文芸評論家・前田塁さんと対談。「ディベート」という企画ではありますが、二人の考えは「書店や出版業界が電子と紙の共存ということを言っているだけでは、結局電子に負けてしまう」という点で、むしろ最初から一致しているようです。

松岡:写本、グーテンベルクの活版、鉛の活字、写植・・・と情報はメディアを変えていくもの。当然だと思う。むしろ今まで何をもたもたしていたのか、という印象だ。

前田:「松丸本舗」は松岡正剛という人が読んだ本の来歴と、読むことで生じた知の文脈やお薦めを提示してくれる。(略)だが、ネット上に「松岡書店」があれば、従来の書店は快速の通過駅のようになりかねない。

松岡:書店員や図書館の司書を読書のサポーター、エージェントとして育てていく方法論を作っていくべきだ。

前田:僕が一番期待しているのも図書館。街の書店と図書館が契約を結び、司書がソムリエの役割をすることも可能なはずだ。

松岡:21世紀の社会モデルをどう作るのか、書店空間をめぐるサービスをいろいろ検討しないと、生き残りはない。

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2010年6月 5日


Publishing 平城遷都1300年記念出版『NARASIA』第2弾刊行


 6月15日、松岡正剛の編集構成による『平城遷都1300年記念出版 NARASIA 東アジア共同体? いまナラ本』が刊行されます。本書は、2009年6月に出版され反響を読んだ『日本と東アジアの潮流 これナラ本』に続く、「NARASIA(ナラジア)」シリーズ第2弾。

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2010年6月 4日


Publishing 「週刊読書人」ほか


5月7日(金)『週刊読書人』にセイゴオによる書評『藝術の国日本』(芳賀徹著)が掲載されました。“洒落っ気の哲学”と芳賀徹氏の目利きとしての素養を、味わい深く評価しています。

そのほか、全日空PR誌『SORANA』に掲載された松丸本舗紹介記事、読売新聞に掲載された多田富雄さんの追悼記事など、5月のセイゴオ関連の記事をまとめてご紹介します。

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2010年4月19日


Publishing 『白川静読本』の巻頭対談に登場


 白川静さんの生誕100年を記念して刊行された『白川静読本』(平凡社)の巻頭で、五木寛之さんとセイゴオが「呪能と歌の心-白川静」をテーマに特別対談。ほかに、浅葉克己さん、荒俣宏さん、杉浦康平さんら、白川漢字学に通じる47名の作家や学者やアーティストのみなさんが、それぞれエッセイを寄せています。

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 また3月14日・21日付「産経新聞」の文化欄でも「白川静と出遊」をテーマに特集記事が掲載され、ここでもセイゴオは長女の史さん、門下生とともにインタビューを受け、 「遊という文字こそは白川さんの送った日々、人生全体を象徴している」と語っています。

 

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2010年4月15日


Publishing 男の隠れ家


雑誌『男の隠れ家』(2010年5月号)の特集「大人の学校」で、セイゴオが「多読術」をテーマに誌上授業。

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2010年4月11日


Publishing 毎日新聞「人生は夕方から楽しくなる」


3月27日(土)、毎日新聞・土曜夕刊の連載記事「人生は夕方から楽しくなる」にセイゴオが登場しました。京都の呉服屋に生まれた幼少期の話から千夜千冊や松丸本舗のような活動まで、セイゴオがパッサージュしてきた本の想い出とともに紹介されています。


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2010年3月31日


Publishing 京都新聞「本の大路小路」4月1日より連載スタート


 4月1日から1年間、セイゴオが京都新聞朝刊の1面コラムを担当します。タイトルは国民読書年にちなんだ「本の大路小路」。伝統の歴史文化から現代のサブカル・キッチュまで、京都とその周辺に関わりのある一冊を紹介しながら、京都の“おもかげ”や“うつろい”を伝えます。

 セイゴオはこの1年間におよぶ連載の執筆モードを模索するため、3月下旬に京都新聞担当記者の内田孝さんとともに右京中央図書館や二条通り沿いの古本屋をめぐりました。数千冊におよぶ郷土本の背表紙を高速スキャンしながら、気になった本を見つけては、表紙を開き頁をめくり目次を眺め、身体感覚ごとノートに言葉を書きとめていました。

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2010年3月29日


Publishing 韓国語版『多読術』刊行


 2009年4月に刊行されたセイゴオの『多読術』(ちくまプリマー新書)が、韓国で翻訳出版されました。版元はCHUNGRIM PUBLISHING GROUP。

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 韓国語版『多読術』のタイトルは、『創造的な本読み、多読術が答えだ』、表紙カバーには、松丸本舗の本棚写真と、同じく松丸本舗にディスプレイされているセイゴオの手書き図解があしらわれるなど、「ちくまプリマー新書」とは装丁も雰囲気もがらりと変わっています。
 また、原著にはないセイゴオの特別インタビューも収録されており、こちらは本書を翻訳した金炅均(キム・ギョンギュン)さんが昨年10月に赤坂の編集工学研究所で本書のためにおこなったもの。

 この“原著にはない特別インタビュー”はもちろんハングル語でまとめられたものですが、日韓語翻訳・通訳を手がけるイシス編集学校師範の小西明子さんが全文翻訳してくださいました。当「セイゴオちゃんねる」愛読者の皆さまにだけ、その一部を特別にご披露いたします。

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2010年1月30日


Publishing 『日本力』発売&記念イベントのお知らせ


フォトジャーナリストのエバレット・ブラウンさんとセイゴオが、日本と日本人の本来と将来をめぐって縦横無尽に語り合った対談本『日本力』(パルコ出版)が、1月30日より全国書店で発売されます。またこの出版を記念して、3月2日(火)にブラウンさんとセイゴオによるトークとサイン会が開催されます(会場は、丸善・丸の内本店3階の日経セミナールーム)。

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2009年12月17日


Publishing 『連塾 方法日本II 侘び・数寄・余白』刊行!


2008年12月に刊行され反響を呼んだセイゴオの圧巻講義録『連塾 方法日本Ⅰ 神仏たちの秘密』につづくシリーズ第2弾『連塾 方法日本II 侘び・数寄・余白』がようやく完成し、12月19日(土)の「連塾 Japan Deep4」会場で先行販売されることになりました。一般書店での販売は12月23~24日から。

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2009年11月20日


News 連塾「JAPAN DEEP」最終回 申込受付中


12月19日(土)、連塾JAPAN DEEPシリーズ最終回「年末の胸騒ぎ、日本の武者震い」を新宿パークタワーホールで開催いたします。セイゴオがホストとして、花と舞踊と言葉の3名人をゲストに招きます。一人目は、花で日本の肖像を描きつづけ白洲正子に唯一認められた花人・川瀬敏郎さん、二人目は時代を構成する光と闇を見つめ17世紀以降の視覚と文学のあいだを縦横無尽に往来する評論家・高山宏さん、そして三人目は徹底した美意識に基づく身体論によって世界のダンスシーンに多大な影響を与える舞踊家・勅使川原三郎さんです。

開催概要および申込みはコチラ
http://www.renrenkai.jp/ren3_4.html

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2009年11月11日


Publishing 『日本流』文庫本で再登場


2000年に朝日新聞社から出版され、今日の松岡正剛のコンセプト「日本という方法」の源流ともなっている『日本流』が、装いも新たに「ちくま学芸文庫」として再登場。もちろん文庫化にあたり、大幅な加筆がほどこされています。

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2009年10月27日


Publishing 松丸&セイゴオ読書論ぞくぞく掲載


10月23日にオープンした松丸本舗(丸善・丸の内本店4F)の記事が新聞・雑誌をにぎわせています。あわせて、秋の「読書週間」に合わせた各誌の企画記事にも、読書の達人としてセイゴオが引っ張りダコ。

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2009年9月 8日


Publishing 桃山バロックと本阿弥光悦の数寄の書


 書道の専門誌『墨』で連載11年目を迎える「日本の書文化」。今回は日本初のアートディレクターであり、能書家でもある本阿弥光悦を取り上げている。
 光悦は二つの視点を持っていた。一つは高い美意識と強い芸術への意志を持った目利きの視点、もう一つは激動の社会を冷静に見つめた視点である。刀の目利き・本阿弥家に生まれ育ち、王朝文化の復活を独創的に成し遂げ、後世にも多大な影響を残した。しかし、光悦の生きた時代は「能書の歴史において初めて身の危険を下敷きとして成り立った日々」とセイゴオが言うように、信長が討たれ、秀吉が亡くなり、家康が征夷大将軍となったドラスティックな社会でもあった。数寄者としての光悦の矜持が躍如した『四季草花下絵古今集和歌巻』に、セイゴオは「桃山バロック」の萌芽を見ている。

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2009年9月 7日


Publishing 日本経済新聞@関西に登場


9月3日(木)の日本経済新聞夕刊の「@関西」に、セイゴオのインタビュー記事が掲載されました(関西版のみ)。奈良県とともに進めている「平城遷都1300年記念事業」のひとつ、「弥勒プロジェクト」や『NARASIA』が取り上げられています。

「日本の原型と、問題が山積する今日の日本を比較すると何が見えてくるか。身をもって見つめることができる場所は奈良しかない」と語るセイゴオ、2010年には「平城京宣言」の編集に取り組む予定です。

↓記事はこちら

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2009年8月28日


Publishing 歴史観の布は読書が染め上げる


 「賢者は歴史から学ぶ」をテーマに編集された『文藝春秋SPECIAL』2009季刊秋号「私の好きな歴史小説・時代小説」に、セイゴオのエッセイが掲載されています。
 「読書が自分の歴史観の布を織り上げ、染め上げる。選抜の仕方によっては、実は日本史なんてものはごろごろ変わるべきだろう」。そのひとつの見方として、古代の大物政治家蘇我入鹿をフィーチャーした黒岩重吾『落日の王子』や万葉奈良の藤原一族・橘氏の権謀術策を綴った杉本苑子『穢土荘厳』から、現代も続く日本の暗闘の原型を見出すことを提案しています。
 また政教分離の平成の世にこそ、日本学の精神形成に欠かせない信仰や宗教の系譜を扱った司馬遼太郎『空海の風景』や三浦綾子『細川ガラシャ夫人』を見直すことを、あるいは正史だけではなく「負の日本史」を取り上げた海音寺潮五郎『平将門』や塩見鮮一郎『浅草弾左衛門』や島崎藤村『夜明け前』に取り組むことを、そしてかつての日本の政治が今日とはまったく異なった方法で行われていたことを藤沢周平『市塵』や堂門冬二『小説二宮金次郎』で知ることをお薦めしています。

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2009年8月18日


Publishing 日経新聞「春秋」に取り上げられました


8月18日(火)日経新聞朝刊第一面の「春秋」に、セイゴオが取り上げられました。日本とアジアの共存共栄を扱う記事で、『日本という方法』の一節が引用されています。

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2009年8月12日


Publishing 「総点検」時代に活きる編集力 


 広告・マーケティングの専門誌『宣伝会議』に、セイゴオのインタビューが掲載されています。
 近代社会の「欲望の市場」とともに誕生した広告。しかしメディアが多様になった今日、既存の広告に欲望を刺激する力はなくなっている。「社会における広告の役割、欲望と広告の関係、市場や商品との関係。それらをすべて捕らえ直さねばならない時期に来ている。新しい価値観を出すべき」と語るセイゴオ。
 ほとんどのモノが満足できるレベルに達していない現代は「総点検の時代」ともいえるが、逆に新たなチャンスを見出せる時代でもある。既存のモノを「コレクト(集める)」するだけでなく、編集して「コネクト(つなげる)」することで新しい価値を作り出していくこと。そのために「編集力」を鍛えること、そして「日本という方法」を発見していくことを進めています。

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『宣伝会議』№770
発売 2009年8月1日
出版 宣伝会議
定価 700円(税込)

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2009年8月 5日


Publishing 『週刊文春』本屋さん大賞・新書部門に2冊ランクイン


 「週刊文春」8月13・20日夏の特大号の特別企画「R-40本屋さん大賞」の新書部門で、セイゴオの『多読術』が1位に、また『白川静』が5位に選ばれました。この企画は、「良書が埋もれがちな時代だからこそ、本好きの中高年に向けた読み応えのある本を届けたい、そんな思いから目利きの書店員さんたちの力を結集して昨年スタートした」ものだそうです。

 1位の『多読術』については、〈「本は二度読む」「読書はマゾヒズム」など正剛ワールドが全開で、読書というものに対する感覚が一変する一冊〉という評価、また5位の『白川静―漢字の世界観』については白川静さんの膨大な業績を手引きしてくれる初めての一冊であることが評価されています。

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2009年7月31日


Publishing 平城遷都1300年経済フォーラム記事


7月8日に丸の内マイプラザホールで開催された「平城遷都1300年経済フォーラム」の採録記事が、7月31日(金)の日経新聞朝刊(22面)に掲載されました。このフォーラムは、小林陽太郎氏(富士ゼロックス元取締役会長)、中谷巌氏(多摩大学ルネッサンスセンター長)、武藤敏郎氏(大和総研理事長)をゲストにセイゴオがホストをつとめたものです。

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2009年6月 9日


Publishing 水無月セイゴオアラカルト


■金井壽宏氏×セイゴオ 日本的リーダーシップを語る

 リクルート『Works』誌上で日本のリーダーシップ研究の第一人者である金井壽宏さんとセイゴオが対談。グローバル資本主義とは違い「デュアル性」を持つ日本のリーダーシップの本来を語るセイゴオに対し、組織に「ナラティブ・リーダーシップ(物語を通じてのリーダーシップ)」が必要だと答える金井さん。人や物の間を繋ぎ、目的に向かうプロセスごと創りだすような、場や関係によって変化する「なる」リーダーシップの可能性を語り合っています。

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『Works』№93 (隔月偶数月発行)
発売 2009年4月10日
出版 リクルートワークス研究所
定価 700円(税込・送料無料)
   *購入希望の方は下記アドレスのページよりお申し込みください。
    http://www.works-i.com/flow/works/subscribe.html

■「面影の奈良」をめぐって

 日本唯一のホテル客室情報誌『JAPAN NOW』の奈良特集にセイゴオが登場。真名の奈良、東アジア文化の執着点である奈良、「日本」誕生の地の奈良、能楽と茶の湯を生んだ奈良、極東の国際都市奈良。1300年の都・奈良に潜む多様な日本の原型をめぐりながら、日本と東アジアのこれからのために、奈良の面影に潜む方法を取り出すことの必要性を解いています。

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『JAPAN NOW』2009-2010 (年1回発行)
発行 2009年4月23日
出版 ジャパン・ナウ
定価 2000円(税込・送料別)
   *購入希望の方は以下の電話またはFAXでお申し込みください。
    TEL03-3465-5826 FAX03-3465-5254

■眼鏡と読書の知的な関係

 セイゴオの愛用品でありトレードマークでもある眼鏡。発売中の『眼鏡Begin』では、フラジャイルなオブジェ・眼鏡へのオマージュを、眼鏡をかけた知識人へのあこがれや眼鏡を武器にした読書スタイル、そして眼鏡に似合うお気に入りの10冊とともに紹介しています。

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『眼鏡Begin』vol.6 (年2回発行)
発売 2009年5月23日
出版 世界文化社
定価 890円(税込)

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2009年5月28日


Publishing 平城遷都1300年記念出版『NARASIA』刊行


オールカラー・全見開き主義の超絶編集本の誕生

セイゴオの編集構成による、平城遷都1300年記念出版本『NARASIA(ならじあ) 日本と東アジアの潮流 これナラ本』がついに完成。6月6日ごろから全国書店で販売開始となる。

セイゴオは、平城遷都1300年記念事業のひとつ「弥勒プロジェクト」を推進する「日本と東アジアの未来を考える委員会」幹事長でもある。「弥勒プロジェクト」は、日本の国家づくりが始まった平城京の時代に立ち戻って日本と東アジアの歴史を見直すとともに、現在の課題を見据えて未来のヴィジョンを構想し、それを2010年およびポスト2010年に向けて発信することを目的としている。

本書は、その「弥勒プロジェクト」のコンセプトにもとづきつつ、スーパーエディター・セイゴオが超絶編集術の限りを尽くして、奈良・日本・東アジアの諸相を斬新な手法で見せる画期的な一冊。

めくるめくヴィジュアル資料と大胆なコピーワーク・デザインによる、オールカラー・全見開き主義の絢爛なスピード感にどっぷりと酔いしれたい。


平城遷都1300年記念出版
NARASIA(ならじあ)
日本と東アジアの潮流
これナラ本

監修:日本と東アジアの未来を考える委員会
編集構成:松岡正剛

丸善株式会社

全360ページ 
5月31日発行
1,800円(税別)

エディトリアル・デザイン 美柑和俊
編集制作 松岡正剛事務所+編集工学研究所
イラストレーション 村田善子・菊地慶矩・カモシタハヤト・ほししんいち・磯良一
編集協力 イシス編集学校・日本総合研究所


CONTENTS

Message いま何を構築すべきか
Perspective-1300年をひとまたぎ
Figure & Ground-世界を解きあかす鍵と鍵穴

chapter 1 奈良と東アジアを編集する
律の世/風の世/力の世/技の世/察の世

chapter 2 日本と東アジアの1300年を見る
ネクスト百年への予言と警告
21世紀のための三教指帰 東アジアの日本と将来をめぐって

chapter 3 日本と世界の未来を感じる
       NARASIA Thinking
  平城京±千三百年 川勝平太
  平城京文化モデル 松岡正剛
       平城遷都1300年記念弥勒プロジェクト案内

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投稿者 staff : 12:26

2009年4月 6日


Publishing 『多読術』、発売開始!


 こんな読み方があったのか!
       松岡正剛最新刊『多読術』(ちくまプリマー新書)、
       読書の極意を満載して、いよいよ発売

 「多読術」とは、たんに“たくさん本を読むこと”ではない。ましてや本を貪り読むための“速読術”とはカンケーない。多種多様な方法をもって、本を読むこと、なのである。

 本書は、無類の本好きにして、無比の多読家であるセイゴオが、幼少時からの読書遍歴を振り返りつつ、「読書という行為」にひそむ認知と思考のパフォーマティブな関係を解説しながら、生き生きとした「多読」の方法を伝授する、とっておきの一冊。読書プロセスの特色を「書き手と読み手と売り手の関係」にまで拡張し、そこからアグレッシブな読書のあり方を導く語り口は、「粗読」「少読」「閑読」派の人にも勇気と希望を与えてくれることだろう。

 読書を神聖なものだとか、有意義なものだとか、特別なものだと思わないほうがいい。読書はもともと多様なものだ。だから、本は「薬」にもなるが「毒」にもなるし、毒にも薬にもならないことも少なくない。読書はつねにリスクを伴うと思ったほうがいい。読書を愉快にさせるのは、読み手次第なのである。  それゆえ本を読むにあたっては、読者自身が自分の得意な作法に照らし合わせ、会得しやすい柔軟な方法を身につけることをススメたい。それにはむしろ最初から多読的に遊んでみるほうがおもしろいはずなのだ。 (あとがきより)


『多読術』
ちくまプリマー新書 106
価格:800円(税別)
2009年4月10日発行

目次
第一章 多読・少読・広読・狭読
第二章 多様性を育てていく
第三章 読書の方法をさぐる
第四章 読書することは編集すること
第五章 自分に合った読書スタイル
第六章 キーブックを選ぶ
第七章 読書の未来
あとがき 「珈琲を手にとる前に」


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2008年12月26日


Publishing 『連塾―方法日本』第1巻刊行


 平凡社新書『白川静―漢字の世界観』が発売後約1ヵ月で5万部を突破するなど大好評のなか、早くもセイゴオの新刊が出ました。今度の本は、2003年~2005年に全8講開催された「連塾・第一祭」のすべてを再現した全3巻のシリーズ本。まずは第1講から第3講までを収録した第1巻目『神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く』が、本日26日より書店に並び始めています。

 「連塾・第一祭」は、セイゴオが「日本という方法」について語り尽くした全40時間の超絶ソロ講義。しかも能楽堂や密教寺院など毎回会場としつらいをガラリと変え、さまざまな映像資料や音楽を駆使したライブ感あふれる独自のスタイルで行われました。
 そのめくるめく濃密な時空間を書籍のなかに再現するために、本書には多彩なビジュアル資料や記録写真、さらにはセイゴオの手書きレジュメや塾衆たちのコメントも収録。もちろん、ラディカルでスピーディでアクロバティックな「語り」を「読みもの」に再編集するにあたって、セイゴオの緻密な職人技が全ページに込められています。


『連塾―方法日本』(全三巻)

■第一巻 「神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く」 

春秋社 12月20日発行 1800円(税別)
内容:
 第一講 日本という方法―笑ってもっとベイビー・無邪気にオン・マイ・マインド
 第二講 神話の結び目―日本にひそむ物語OSと東アジア世界との関係
 第三講 仏教にひそむ謎―仏教の世界観がもたらした「迅速な無常」

*第二巻 『侘び・数寄・余白―アートにひそむ負の想像力』、第三巻『フラジャイルな闘い―二十世紀を突き抜けた者たち』は2009年春~夏に刊行予定。

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連塾・第一祭のライブ感を伝えるカラーページ

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講義で使われた映像資料を随所で再現

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セイゴオ手書きの講義レジュメの一部を収録

ブックデザイン:美柑和俊

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2008年11月17日


Publishing 『白川静―漢字の世界観』出版


セイゴオの最新著作『白川静―漢字の世界観』(平凡社新書)が出版されました。

これは、今年2月に放映されたNHK「知るを楽しむ―白川静」の語り手となったセイゴオが、番組用に書き下ろしたテキストをもとにしつつ、大幅な加筆のうえ再編集したもの。白川漢字学の初の入門書としてそのエッセンスを紹介しつつ、近代以降の「東洋学≒日本学」の系譜のなかで、長らく異端とされてきた白川静の思想と方法を、改めて捉えなおすという切り口を際立たせています。

『白川静―漢字の世界観』
平凡社新書440
価格:780円(税別)

内容:
第1章 文字が世界を憶えている
第2章 呪能をもつ漢字
第3章 古代中国を呼吸する
第4章 古代歌謡と興の方法
第5章 巫祝王のための民俗学
第6章 狂字から遊字におよぶ
第7章 漢字という国語


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2008年8月20日


Publishing 葉月セイゴオアラカルト


■『日本という方法』、韓国進出

『日本という方法』(NHK出版)の韓国語版が出版されました。セイゴオにとって『情報の歴史を読む』『知の編集工学』『知の編集術』につぐ4冊目のハングル版です(監修した『情報文化の学校』まで入れると5冊目)。出版社は、全集や学習誌などの分野で幅広い読者層をもつ韓国きっての大手出版社WOONGJIN THINKBIG CO.LTD(ウンジンシンクビック社)。

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■新雑誌『BOKUDEN』に登場

 京都から「知」を発進する総合雑誌『BOKUDEN』が創刊されました。「なによりもまず、煌くコンテンツがほしかった」という編集発行人の早川義輝さんの要請にこたえて、表紙と巻頭にセイゴオが登場。「世界境界の読み方」と銘打って、白川静の「興」「亜」「遊」を観照しつつ、井筒俊彦のイスラム・仏教、エマニュエル・レヴィナスの論理学・存在論を自在にまたぐニューバロック的読書法を披露しています。

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『BOKUDEN』 2008年9月号
発 行:サイゾー
発売日:2008年8月7日
価 格:800円(税込)


■中谷巌氏とロング対談-『季刊  政策・経営研究』

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング発行の『季刊  政策・経営研究』に、同社理事長である中谷巖氏、編集長の太下義之氏に迎えられて行った座談会が採録されています。テーマは「編集されゆくグローバリゼーション」。日本が歴史的に体験してきたグローバリズムと、現在直面しているグローバリズムの違いは何か、また日本はそれらとどのように向き合ってきたのか、そこにひそんでいた日本の方法とは何なのか。日本の本来と世界の将来を解き明かす、充実の記事となっています。その全文が、下記ホームページでも公開されています(無料で閲覧可能)。


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『季刊 政策・経営研究』 2008 Vol.3(通巻第7号)
(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの機関誌)
 PDF公開:http://www.murc.jp/report/quarterly/index.html 

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2008年6月30日


Publishing 現代女性・現代日本に提言する


◆ナマな女性像を考える―『ランティエ』連載第6回
 
  『ランティエ』で連載中の 「男と女の資本主義」第6回のテーマは、「ナマの女性像を考える」。話題のベストセラー『女性の品格』や島崎今日子『この国で女であること』の語り口を紹介しつつ、しかしセイゴオは、「もっともっと大胆に女性が女性を、さらには歴史や世界のことを語る思想があっていい」と説く。
 セイゴオのお勧めは、上野千鶴子やジュリア・クリステヴァやダナ・ハラウェイ。とりわけ、ダナ・ハラウェイの『猿と女とサイボーグ』は、ラディカル・フェミニズムの立場から、サル学と女性学と科学にひそむ偏屈な男性的社会観を切り崩す痛烈な書。「いまや女はサイボーグとしての自覚をもったほうがいい」「いったい人類史の思想にとって、何が本当にナマなのか」といったきわどい切り口に、セイゴオは新しい「女性の品格」の萌芽を見つめているようだ。猿と女とサイボーグを表象させたセイゴオ遊書「傀儡子」も掲載されている。

書 名:『ランティエ』2008年7月号
発 行:株式会社角川春樹事務所
発売日:2008年5月24日
価 格:880円(税込)


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◆「日本型資本主義のすすめ」―雑誌『現代』のインタビュー

 月刊『現代』7月号に、「日本型資本主義のすすめ」についてのセイゴオのロングインタビューが掲載されている。グローバル資本主義の名のもとに世界中にひろまった民主化と画一化と市場化に、日本がどう立ち向かうべきかを提言したもの。
 イギリスの植民地政策を起源とし、アメリカの「ゲーム理論」によって世界大にまで拡張されたグローバリズムとは、セイゴオの見方によると、「裸の王様」にすぎない。しかしそうやって民主主義と資本主義が結びついたアメリカンドリームを、日本は絶対的価値として受け入れてきた。しかし、本来、ものごとの価値観は西洋と東洋とでは異なっていたはずである。日本はいまこそ、東洋的な多神多仏の価値観の中にひそむ可能性を見出し、グローバリズムという名の西洋的・一神教的な資本ゲームから脱却すべきではないか。
 最後にセイゴオは、日本独自の「苗代」という方法を取り上げ、日本から世界に向かって提案すべき「選択可能性」という新しい思想について説いている。

書 名:『現代』2008年7月号
発 行:講談社
発売日:2008年5月31日
価 格:750円(税込)

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2008年5月 9日


Publishing 音楽も密教も伝統芸能も「編集力」に注目


■音楽業界紙『あんさんぶる』5月号・巻頭インタビュー

 大手楽器メーカー・カワイが発行する『あんさんぶる』の巻頭インタビューにセイゴオが登場。読者層の大半はピアノをはじめとする音楽教師です。多くの先生が何のために教えているのか、足場をどこにおいたらいいのかわからずに漠然とした不安をかかえているという切実な現状に対して、セイゴオは新しい視点で「音楽」に向き合うための編集的アプローチを示唆しています。さらに、グローバル資本主義の蔓延が音楽にもたらした影響や、平等主義を掲げた均一な学校教育の弊害などを深彫り。そのほか、ちょっとほろ苦い幼少時代のピアノ体験から、小室等さんや加藤和彦さんと自由に作詞作曲をしていた青年時代の思い出も散りばめられています。

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『あんさんぶる』5月号(第490号)
発 行 カワイ音楽教育研究会本部
価 格 525円(税込)
購入は下記のサイトから
http://www.kawai.co.jp/onken/paper/ensemble/magazine
/backnumber.asp


■『東京文花座』3周年記念特別号・巻頭対談

 歌舞伎、狂言、能、落語など伝統芸能をテーマにしたフリーペーパー「東京文花座」。創刊3周年の特別企画として、セイゴオと編集長の浅井一芳氏が「文花座」の将来について語り合いました。
 テーマは、かつての旦那衆やパトロンのような数寄者ネットワークを現代にどのように根付かせ、「数寄」というものの文化性と経済文化力をどう復活・再生させていけばいいのか。セイゴオは、室町時代に誕生した目利き集団「同朋衆」や、江戸時代に盛んに活躍した「旦那衆」、そして明治時代の財界人、三井の益田鈍翁や電力王と呼ばれる松永耳庵などちを取り上げ、数寄者本来のあり方を例示とともに解説。さらに、これからの東京文花座の活動へむけて根底となるコンセプトから具体的なヒントまで、いくつかの方向性を指し示しました。

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『東京文花座』4・5月号 Vol.18
発 行 株式会社ジェニスキル
価 格 無料
問合せ 108-0072 東京都港区白金1-25-24-602
Tel:03-3444-5117  Fax:03-3444-5104


■『密教メッセージ』特別講演録を掲載

 2月7日に高野山真言宗東日本地区教師研修会で行った2時間のソロ講演「弘法大師と二十一世紀」が、フルテキストで『密教メッセージ』に掲載されています。

「弘法大師と21世紀」
○空海密教との出会い
○弘法大師入定1150年に何があったか
○高野山開創1200年記念(2016年)までの8年間で何ができるか
○弘法大師の決断に学ぶ
○空海密教の5つのポイント
○空海を再発見した先達たち
○IT時代に必要な空海密教の方法論
○父なる大師・母なる空海

※簡単な講演概要は「セイゴオちゃんねる―Report 21世紀の空海密教を語る」(2月21日掲載)でも紹介しています。

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『密教メッセージ』第13号
発 行 密教21フォーラム事務局

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2008年5月 6日


Publishing 皐月セイゴオ・アラカルト


◆『ランティエ』・男と女の資本主義5「デュアル・スタンダード」

大好評の月刊『ランティエ』連載、今回の書き下ろし遊書は「國」。国構えの右側で振るわれた「戈」は血を滴らせながら国都を守っている。さて今の日本はどうか――。失われた日々だけを惜しみ、憲法九条も親米も反米も根本に立ち入った議論にならない日本人…。現代日本の問題点を4冊の本でめぐりながら、新たなデュアル・スタンダード文化の必要性を示唆しています。

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書 名:『ランティエ』2008年6月号
発 行:株式会社角川春樹事務所
発売日:2008年4月24日
価 格:880円(税込)

◆『墨』・「新様と筆様が拓いた中世表現力」

隔月刊『墨』の「日本の書文化」が再開しました(99年5月から2005年5月まで連載)。如拙『瓢鮎図』と雪舟『四季山水図』を取り上げ、中世日本の禅林文化における山水画と書の様式の確立に迫ります。

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書 名:『墨』2008年6月号
発 行:芸術新聞社
発売日:2008年5月1日
価 格:2,350円(税込)

◆『武道』・「苗代をつくる」

月刊『武道』の隔月リレーエッセイにセイゴオが寄稿。『世界と日本のまちがい』以来の重要なキーワード「苗代」を、グローバリズム過剰に警戒心を持ち始めた人たちに「日本という方法」として文化に持ち出すことを提案しています。

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書 名:『武道』2008年5月号
発 行:ベースボール・マガジン社
発売日:2008年4月28日
価 格:530円(税込)

投稿者 staff : 01:21

2008年4月22日


Publishing [対訳ニッポン双書]『茶の本』に序文を寄稿


 [対訳ニッポン双書]シリーズ・岡倉天心『茶の本』に、セイゴオが序文を寄稿しました。1906年にニューヨークで出版され、茶道という「生の芸術」をもつにいたった日本人の「負の想像力」を説こうとした天心の試みが、いまなおはかりしれない響をもっていると讃しています。

『茶の本』はまるで透き通った虫の翅のように薄い本であるが、その翅がひとたび震えると、日本精神の真髄が遠くまで響いていくものになっている。
      ―――松岡正剛

 「千夜千冊」でも第75夜『茶の本』をはじめ、『茶の本』についてしばしば言及してきたセイゴオ。その一部を紹介します。

『茶の本』に含蓄された判断と洞察は、いまなお茶道論者が百人かかってもかなわないものがある。
      千夜千冊第75夜『茶の本』岡倉天心より
まず天心の『茶の本』を読み、次に南坊の『南方録』を読んで欲しい。この二書は数ある茶書のなかでも抜群に教えられることが多く、おもしろい。
      千夜千冊第939夜『南方録』南坊宗哲より
久松真一の茶道をどう見るかというなら、その先駆的だった「侘び」の思想はその後の茶道論のなかでほとんど咀嚼されてきた。岡倉天心の『茶の本』があり、次に久松真一の『茶の精神』があったのである。それはいまや茶の心の根底になっている。
      千夜千冊第1041夜『東洋的無』久松真一より
ぼくは岡倉天心の『茶の本』初読においてタオイズムにめざめ、ついで内藤湖南と幸田露伴を知ってまたまたタオイズムに出会い、さらに富岡鉄斎の水墨にタオイズムの極上を知った者である。
      千夜千冊第731夜『夜船閑話』白隠より


『茶の本』表紙
書 名:[対訳ニッポン双書]茶の本
発行日:2008年4月8日
発行所:IBCパブリッシング
価 格:1200円+税

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2008年4月13日


Publishing オピニオン誌『VOICE』『中央公論』に連続登場


■『誰も知らない世界と日本のまちがい』好評

 各メディアの書評や、書店でのセイゴオフェアなどで『誰も知らない世界と日本のまちがい』がますます絶好調。月刊『VOICE』の連載コラム「BOOK STREET この著者に会いたい」では、『遊』のころからのセイゴオファンで千夜千冊の愛読者でもある編集者・仲俣暁生さんのインタビューをうけました。大量のコンテンツとコンテキストをどのように編集したのか、素材選び、盛り付け方、食べ方にいたるまで、セイゴオの世界読書&編集メソッドが明かされています。

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平成20年5月号第365号「VOICE」
定価 680円
発行 2008年5月1日(発売中)
PHP研究所

■セイゴオの「知」の現場を公開

 『中央公論』の巻頭カラーページ「私の仕事場」にセイゴオが登場。撮影場所は赤坂・編集工学研究所1階のPIER(橋)と名付けられた共有スペース。ここは、東西の神話時代から近現代の各国史までの本があふれる“世界読書の間”。まさに、セイゴオの脳とリンクしたアーカイブですが、ときに深夜まで議論が交わされるサロンスペースとなり、編集学校のセミナールームにもなり、またセイゴオが戯画遊書をたしなむ工房にもなります。


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平成20年5月号 第1489号「中央公論」
定価 800円(税込)
発行 2008年5月1日(発売中)
中央公論新社

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2008年4月 6日


Publishing 『山水思想』文庫で登場


 2003年、五月書房から刊行された『山水思想』が、ちくま学芸文庫になりました。

 日本画の“床の間主義”を打破し、『炎炎桜島』『塔』『ウォール街』『波濤』といった破格な大作で一斉を風靡した横山操が、病に倒れ右半身不随となって、もう一度見つめなおした水墨山水の「日本」。本書は、中国の画法や神仙タオイズムに始まり、日本の禅林文化と法華文化を経て、明治期の天心らによる「日本画」へと変遷をたどった水墨山水の精神の奔流を詳述しつつ、雪舟・等伯から横山操へと継承された「負の想像力」を浮き彫りにしていく、松岡正剛ファン必携の一冊。
 

私は「主題」よりも「方法」に関心をもっている。方法が主題を包摂すると考えてきた。それゆえ、私は本書で、日本の水墨山水画にひそむ「方法」は、はたして日本の風土や日本の芸術芸能に特有のものなのかどうかということを、またそこにはわれわれが忘却してしまった重大な「方法」がひそんでいるのではないかということを考えつづけた。(「あとがき」より)


 なお、本書の文庫化にあたって、建築家の内藤廣さんが「解説」を寄稿してくださっています。
 

いつもなら、大人が子供に説明するように丁寧に文化の深淵を解き明かしてくれるのだが、この本では松岡さん自身が手探りの所がある。それが大きな魅力になっている。本の冒頭からいきなり「雪舟から等伯への道程をたどってみたかった」という横山操の言葉を引き、日本画を巡る意識の問題に肉薄する。序破急の序がない。いきなり破から切り込んでいる。当たり前のように眺めていた風景が一転する。われわれの思考停止を打ち砕く。何も分かっていなかったのだ。そう気づいた瞬間から松岡さんの思索の道連れとなる。(内藤廣さんの「解説」より)


『山水思想―「負」の想像力』
ちくま学芸文庫

2008年4月10日刊行
1500円(税別)
カバーデザイン:戸田ツトム

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2008年3月11日


Report イシス編集学校から生まれた『物語編集力』


ダイヤモンド社から刊行・好評発売中

「シンデレラ」から「おしん」まで、「オデュッセイア」から「スター・ウォーズ」まで、古今東西で大ヒットした物語には、共通した「母型」がある――

 イシス編集学校では、この「母型」をつかって新しく物語を創る「物語編集術」をプログラムに取り入れ、毎年校内コンテスト「アリスとテレス賞」を実施しています。その効果はまさに驚異的。それまでまったく物語を書いたことのなかったような学衆たちが、校長・松岡正剛もうなるような作品を次々と生み出してきました。

 この秘伝の「物語編集術」を一挙公開する本が、ダイヤモンド社から発刊され、早くも話題となっています。監修はもちろん松岡校長。これまでの「アリスとテレス賞」入賞作品を多数掲載するとともに、イシス編集学校で物語編集術を指南しているベテラン師範・師範代たちが解説編と講評を共同執筆しています。

物語の秘密にアプローチすることは、必ずしもプロの小説家やシナリオライターになるためではありません。むろんそうなることも可能ですが、物語のしくみを知ることはもっと広い意味で重要なことなのです。(略)「情報を編集する」という方法のなかでも、最も基本になるのは「お話」を運ぶこと、つまり物語を動かすことです。(松岡正剛による前書きより)

『物語編集力』
監修:松岡正剛
企画構成:木村久美子+イシス編集学校
装丁:山口桃志
発行:ダイヤモンド社 2008年2月28日 1890円

詳細は、編集工学研究所サイト「いとへん」の
2月27日の記事もご覧ください。
http://www.isis.ne.jp/isis/

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■イシス編集学校の春一番は「感門之盟」

 イシス編集学校では、『物語編集力』刊行に先立つ2月24日、代々木SYDホールで本年最初の「感門之盟」をにぎやかに開催。折からの春嵐で交通機関が混乱した一日でしたが、それでも全国から200人近くが集い、松岡校長とともに師範・師範代・学衆の成果を讃え合いました。
 
 もちろん、刷り立ての『物語編集力』も会場で初披露。本書を企画した木村久美子学匠より内容ともに執筆・編集・デザインの各プロセスが紹介され、松岡校長から各担当者に送られた、まさに編集道場さながらのディレクションのようすも明かされました。

 なお、今回の感門之盟では、昨年11月に開講した技法研鑽コース「遊」(ゆう)の第一弾「風韻講座」(3ヶ月)の修了式も実施。本講座は、日本の詩歌の定型「五七」を駆使して風流風雅に遊びつつ韻律編集をきわめるというユニークなプログラムで、「千夜短歌」で注目を浴びる小池純代さんが開発し、みずから師範もつとめました。

 「守」「破」「離」「遊」の4コースと師範代養成コース「花伝所」の5つのコースが整い、いよいよ今年で9年目を迎えるイシス編集学校。今後も新講座の開発や、出版計画や、関連プロジェクトがさまざまに展開される予定です。


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イシス編集学校への期待を語る松岡校長

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堂々、『物語編集力』のお披露目

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ユニークな「風韻講座」を立ち上げた小池師範

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春一番の大団円

投稿者 staff : 23:09

2008年2月13日


Publishing 『世界と日本のまちがい』 インタビュー&書評


 大好評の『世界と日本のまちがい』が、ビジネス誌『プレジデント』のコラム「本の時間」にとりあげられました。著者インタビューを受けたセイゴオは、歴史をタテ・ヨコ・ナナメで斬ることで新しい側面が立ち上がってくること、分断された歴史をおおもとに立ち返ってつなぎなおすことで「まちがい」が見えてくること、そして本書でもっとも強調した「資本主義への疑い」について語っています。

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『プレジデント』2008.3.3号
発行 2008年2月9日
出版 プレジデント社
定価 650円(税込)

 また、日経ビジネスオンライン「超ビジネス書レビュー」でも『世界と日本のまちがい』が取り上げられました。こちらで全文が読めます

投稿者 staff : 22:04

2008年1月25日


Publishing 睦月セイゴオ・アラカルト


◆「名経営者たちのCSR理念」を5つのモデルで解く

 『ハーバード・ビジネスレビュー』1月号の特集にセイゴオのインタビューが掲載されています。渋沢栄一から奥田硯氏(トヨタ自動車取締役相談役)にいたる明治・大正・昭和のビジネスリーダー13人についてCSR理念を、時空間創造モデル、社会貢献モデル、企業家精神モデル、共生思想モデル、文明と人間モデルに分けて解説。セイゴオによると「いまの時代は、近代資本主義の競争原理がCRS本来の機能を置き去りにしたままである。先人たちがどのような志で社会の矛盾を解き社会の発展を促したか、その方法論やプロセスをたどり現代に還元することでCRS本来のあり方を見出すことができる」とのこと。編集部による各人物の解説記事とともに充実した特集となっています。

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『ハーバード・ビジネス・レビュー』2008年1月号
発行 2008年1月1日
出版 ダイヤモンド社
定価 2000円(税込)


◆現在の数寄をめぐる

 建築雑誌『コンフォルト』創刊100号の企画として、セイゴオと陶芸家・樂吉左衞門さんと花人・川瀬敏郎さんの座談会が収録されています。フルカラー10ページ。司会をつとめたのはセイゴオの友人でもある武田好史さん。「数寄」の際どさと危うさが三人三様の語り口の中で屹立する極上の企画です。一部を紹介します。

川瀬:数寄っていうのは、その時代の最先端の膨大なエネルギーを混ぜ続けながら、この国の本体である素木を真ん中に残してきた構図なんじゃないかな。

松岡:日本の文化の本質や、数寄の本質のなかには「不在の在」というものがある。不在とか不足とか狂とか拒絶とか。川瀬さんにも樂さんにもそれを感じる。

樂:人間には本来的な不足があって、それがセクシュアリティとして転化する部分だと思う。個の確立そのこと自体が不足を生んでいる。欠けたところにこそ創造の始まりがある。

川瀬:「本当の数寄」って怖いものですよ。花でも、すごい花って殺人者だから。真ん中に刃物がグサッて刺さっているみたいなもの。

松岡:数寄には「拒絶」がないとダメ。ダンディズムとかエレガンスの本質も「拒絶」でしょ。みんなと同じことをやって「数寄」は生まれない。

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『コンフォルト』100号 
発行 2008年2月1日
出版 建築資料研究社
価格 1800円(税込)


◆ 14歳の少年少女へ

 『PHP』3月臨時増刊号の特集「14歳だった」に、セイゴオの500字エッセイが掲載されています。タイトルは「誰もやらないからこそ」。初音中学で体験した猩紅熱(しょうこうねつ)と科学部で没頭した「埃の研究」「雨の研究」が、「思いがけなさ」の哲学の兆候になったということが明かされています。

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『PHP』2008年3月臨時増刊
発行 2008年3月1日
出版 PHP
価格 330円(税込)

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2007年12月27日


Publishing 年末年始の書店はセイゴオ尽し


 12月20日からいよいよ書店に並んだ『誰も知らない世界と日本のまちがい』と『脳と日本人』。各地の大手書店でセイゴオフェアが開催されていることもあり、すでに増刷が決定するなど評判は上々。このほかにも、同時期にさらに3冊の“セイゴオ入り”の本が刊行されています。年末年始は、ぜひセイゴオ尽しをお楽しみください。

■おもてなしの三位一体

 リクルート「Works」誌のインタビュー連載「おもてなしの源流」が一冊の本にまとめられた。日本の「おもてなし」は本来「もてなし」「しつらい」「ふるまい」の三位一体だったと説く、セイゴオのインタビューも収録されている。ほかに湯布院「亀の井別荘」の中谷健太郎さん、熊倉功夫さん、内田繁さんらが登場。

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『おもてなしの源流』
編著:リクルート ワークス編集部
発行:英治出版
2007年12月25日
1,800円+税


■バツをたずねる

 グラフィックデザイナーの松田行正さんが主宰する出版社 「牛若丸」から、古今東西の「×」の文様やマークを収集したユニークな本『×』が出版された。巻頭にセイゴオのエッセイ「バツをたずねる」が収録されている。このエッセイは、1982年にセイゴオが手掛けた幻のオブジェブック『×の時代 ×の文化』(工作舎)のために書いたもの。セイゴオのほかに、白川静さん、山折哲雄さん、海野弘さんらが「×」にちなんだエッセイを寄せていたが、それらも本書『×』に収録されている。

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『×』 
発行・牛若丸 発売・星雲社
2007年12月15日発行
2,800円+税


■江戸は道行・江戸は連

 田中優子さんの著書『江戸はネットワーク』(平凡社ライブラリー)に、解説「連に向きあう人」を寄稿。日本の「場」と「席」と「連」にひそむ「小さな趣向」「小さな世界」を説きつつ、田中さんの体現する江戸の官能を絶賛している。ちなみにセイゴオは、11月12日に田中さんが主宰する神田明神塾に招かれ、艶っぽく切れのよい対談をおおいに楽しんだばかり。

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田中優子著『江戸はネットワーク』(平凡社ライブラリー)
発行・平凡社
2008年1月10日
1,300円+税

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2007年12月 4日


Publishing 『誰も知らない世界と日本のまちがい』いよいよ出版


 全国書店でベストテン入りするなど大好評だった『17歳のための世界と日本の見方』からちょうど一年。いよいよ待望の続編『誰も知らない世界と日本のまちがい―自由と国家と資本主義』が間もなく刊行されます(春秋社)。
 
 古代からバロック・桃山時代までの人間文化史を通観した『17歳』に続き、本書ではエリザベス女王以降の近代と中東戦争にいたる現代が取り上げられています。暴力装置としての国民国家、帝国主義が促進した資本主義、革命思想とファシズムの関係、新自由主義が保証するロボット的個人主義などなど、世界が抱えた矛盾と葛藤を鋭く説きながら、グローバリズムに突き進む日本の「忘れもの」とその処方箋を提言。
 もちろん、『17歳』の痛快な読みやすさもそのまま継承。時代に屹立した「異人」たちに目を注ぎ、歴史のA面とB面を交差させながら意外な現象や動向を浮かびあがらせるセイゴオ節が、ますます絶好調。さらに、今回も、ちょっと過激でユニークな味わいのセイゴオ自筆の挿絵22点が収録されています。

『誰も知らない世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義』
発行日:2007年12月14日(店頭に並ぶのは20日以降)
発行所:春秋社
価 格:1,890円(税込)
総ページ数:480ページ

目次
第一講 ネーション・ステートの謎
第ニ講 エリザベス女王とリヴァイアサン
第三講 将軍の国と華夷秩序
第四講 列強の誕生とアジアの危機
第五講 開国の背景に何があったのか
第六講 明治日本の戦争と文化
第七講 社会も国家も進化しつづける?
第八講 カフカとフロイトの部屋
第九講 二つの世界戦争のあいだ
第十講  資本と大衆の時代
第十一講 日本の苗代をとりもどしたい
おわりに-苗代の知恵

 

私が言いたいことは、一言でいえば「世界はもともと決して同質なんかじゃない」ということです。しかしそれを実感するには、どうして世界に同質的なものがはびこったのかということも、見ていかなければなりません。(第1講「ネーション・ステートの謎」より)

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Publishing 茂木健一郎さんとの対談本、刊行


 12月15日、茂木健一郎さんとセイゴオの対談本『脳と日本人』が文藝春秋から刊行されます。

 本書は、昨年の晩秋、那須の二期倶楽部で茂木さんとセイゴオが2日間にわたってかわした対談をもとに編集したもの。「世界知」と「個人知」のあいだという二人の共通の関心テーマをめぐりながら、科学の方法と日本の方法を照応させていく遠近・硬軟自在な話題が次々と展開します。かたや脳科学者、かたや編集工学者、その「方法」の違いをも見据えつつ、「知識」に対するそれぞれの真摯な格闘ぶりが表白された稀有な対話です。

 対談企画と出版化は、薄羽美江さん(MCプランニング代表)と北山ひとみさん(二期倶楽部代表)の共同プロデュース。二十数点ものカラー写真が収録され、紅葉に照り映える二期倶楽部の空間や、セイゴオが監修した「立床石」「七石舞台」を背景に、2人が語り合う空気が臨場感をもって伝わってきます。


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『脳と日本人』
松岡正剛+茂木健一郎
文藝春秋社刊 2007年12月15日刊
1714円+税


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2007年11月12日


Publishing 日本経済新聞読書面コラム「半歩遅れの読書術」


 日本経済新聞の日曜版朝刊コラム「半歩遅れの読書術」でセイゴオが連載中。刊行後あまり日の目を見ていない書籍を毎回数冊づつクローズアップするコーナーです。11月4、11、18、25日の全4回掲載。セイゴオ流の本の選び方、読み方、楽しみ方を紹介します。

■「書きこむ本」同時進行するメモと本文 (11月4日掲載)

 ぼくにとっての読書は、「食べる」や「仕事する」や「着る」が、そこに本を読むという行為が挟まっていくというのではない。もともと「読む」がずうっと続いていて、そのなかであれこれ読み方を変えていくというのが、読書の愉快になっている。だからどの本を「食べる本」にし、「着ていく本」にし、「汗を流す本」にするかという選択しつづけていると言ったほうがいい。
 そういう読み方のひとつに「書きこむ本」があり、読みながらどんどん書きこんでいく方法で読む。漢詩集や和歌集や句集を読むときに、これをよくやる。
 最近は、久松潜一が昭和八年に編纂した『中世歌論集』(岩波文庫)を相手によく書きこみをする。
 この本は『古今風体集』『毎月抄』『正徹物語』といった歌論をほどよく収めていて、一冊で中世の歌論が手にとれる。それを読みながら、ページの隙間や欄外に好きな感想メモを書きこんでいく。これを気が向いたときに何度かやっていくと、しだいに一冊の本が原テキストとぼくのメモとの同時進行ノートのようになっていく。それを読み返して、またまた新たなメモをふやしていく。
 そもそも読書というもの、読みおわれば、その内容の大半を忘れてしまうようになっている。その内容が何年たっても鮮やかに蘇るというのはマレなのだ。
 けれども、読みながら書きこんでいくと、読んでいるときにアタマにひらめいた痕跡が、その本の中に如実に残っていく。そのため、あとでその本をちょっと開くだけで、そのときの読中感覚がみごとに蘇る。
 ぼくが、こういうことを最初に思いついたのは、三〇年ほど前のことで、『蕪村俳句集』『一茶俳句集』(いずれも岩波文庫)に好きなマークをいろいろつけていたときだった。最初は「月」に関する句を抜き出すためにしていたのだが、あるとき「はかなさ」というテイストをもつ句を選ぼうとして、同じ句集に印やメモをしはじめたところ、前に記した「月」との関連が浮かび出てきた。
 ほう、ほう、これは儲けたという感じである。そのうち、そのように「書きこむ本」をふやすようになったのだ。
 もっとも、これにはいろいろ向き不向きもある。内容もそうなのだが、なんといっても余白が多い本のほうがいい。そういう余白の多い、がっしりした単行本などを汚しきったときの快感は、ちょっと譬えようがない。本を汚したい人にぜひ勧めたい。

■「方角をもつ-自分の地図で知を体験」 (11月11日掲載)

 読書には方角というものがある。哲学っぽいものを読む、イギリスの小説を読む、職人に関する本を読むというような、ジャンルやテーマによる方角もあるけれど、その本の内容自体が明確な地理上の方角をもっているものもある。
 ぼくはある時期から好んで「南を向く本」を読むようになった。たとえば佐々木高明『南からの日本文化』(NHKブックス)だ。
 これは南西諸島、とくに沖縄諸島や台湾とルソン島のあいだの島々の農耕をレポートしたものなのだが、それまで読んできた「南を向く本」との比較も含めると、実に興味が尽きない。
 もともとは、こういう方角に導かれるようになったのは、柳田国男の『海上の道』(岩波文庫など)を読んでからのことで、そのときは「日本を南から見るという視野」を自分につくってみたかったからにすぎなかったのだが、以来、これが高じて、ぼくにとってはまったく未知の「南方」なら、その多くに惹かれるようになっていったのだ。
 だからここには、レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』(中公クラシックス)も中砂明徳の『江南』(講談社選書メチエ)も、またツェーラムの『狭い谷・黒い山』(みすず書房・新潮社)や石牟礼道子の『はにかみの国』(石風社)なども入ってくる。
 まあ、そんなぐあいで、南を向いてるなら何でもおもしろくなってきて、やがては、まるで自分が歴史文化地図上の棒磁石の“紅いS極”のような気分になっていくのが、けっこう微妙に心地よくなってしまったものだった。
 読書というもの、たいていは著者の主張に巻きこまれてしまうものである。むろん多くの本がそのように書かれているのだから、それが読書の半分の楽しみではあるのだが、そのぶん何をどのような順番に読むかによっては、知の体験がバラバラになっていき、自分の読書地図がまったく描けなくなっていることも、少なくないはずだ。
 したがって、たまには方角をもつ読書もしてみるべきなのだ。いやいや、南や北を向くだけではない。横断的な本を読むとか、一カ所にとどまる本を読むのもいい。横断的なものが好みなら、イブン・バットゥータや玄奘や河口慧海旅行記がふさわしい。
 一カ所にとどまる本というのは、たとえばモロッコを描いたミシェル・グリーンの『地の果ての夢・タンジール』(河出書房新社)とか、かつて自分が住んでいた一角を綴った四方田犬彦の『月島物語』(集英社)などだ。これはこれで抜け出せなくて、いい。

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2007年8月11日


Publishing 『「茶の本」の100年』刊行―岡倉天心を再考する


 2006年に『THE BOOK OF TEA(茶の本)』刊行100年を記念して開催された「岡倉天心国際シンポジウム」が本になった。ボストン美術館のアン・ニシムラ・モースさん、磯崎新さん、熊倉功夫さん、マンフレッド・シュパイデルさんとともに基調講演を行ったセイゴオの「負の想像力」が収録されている。

松岡正剛「負の想像力」要旨
 天心は『茶の本』において、茶室は装飾をしていない「仮のすみか」であり、「空き家」であり、そこを客が通過することによって茶が成り立つといった。
 例えば、春や秋の美しさを感じるために何もない冬に美の原点を見出した道元。水があってほしいためにわざと水を抜いた枯山水の手法。氷や霜柱のような冷え切っていて余剰がないものから本当の「わび」「さび」がはじまるといった連歌師心敬。あえて不足であること、そしてそこへ差し掛かることから日本の美は生まれ、ひいては日本文化を多様にしている。この「負の想像力」ともいえる方法を天心は発見し、世界に発信したのではないか。
 また、天心の師であるフェノロサが狩野派を賞賛し、日本画という「型」がうまれた。しかし天心は、余白を残した文人画にも注目した。文人たちが用いた“埋め込まない手法”にこそ、日本が世界に問うべき方法がある。これを土佐起光は「白紙も余白のうちなれば心にてこれをふさぐべし」とあらわし、天心は「故意に何かを仕立てずにおいて想像の働きだけでこれを完成させる」といった。
 今日、世界中の民族や政治の間で「プレゼント・アブセンティーズ(そこに存在する不在)」が大きな問題になっている。今後ますます大きな問題になるだろう。引くことによって美やおもかげが立ち現れる「日本という方法」を再発見した天心を考えることは、現代の日本人にとっても大きな課題である。

 
 ※シンポジウム「『茶の本』の100年」は、2006年09月05日のセイゴオちゃんねる 
  「負の想像力」という方法で紹介しています。ご覧ください。

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書 名:「茶の本」の100年
発行日:2007年8月1日
発行所:小学館スクエア
価 格:3400円+税

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2007年7月10日


Publishing 『ちょっと本気な 千夜千冊 虎の巻』サイン会開催


 6月27日に発売された『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻 読書術免許皆伝』(求龍堂)。たちまち重版されて、各書店で大好評。千夜千冊を解説しながら、そこにたっぷりとセイゴオワールドを挿し込んだ一冊です。とくに各章の扉に描かれた「擬画」は版画としてもリリースされ、ギャラリー「册」で開催中の「松岡正剛・擬画遊書展」でも話題になっています。
 本書の刊行を記念して、7月26日(木)午後6時30分~7時30分、八重洲ブックセンター本店1階で、セイゴオ初のサイン会がおこなわれます。先着100名限定ですのでお早めに。詳しくは八重洲ブックセンターへお問い合わせ下さい。

■日時:7月26日(木)午後6時30分~7時30分
■場所:八重洲ブックセンター本店1階 サイン会場
■お問い合せ:八重洲ブックセンター本店  TEL.03-3281-1811(代表)
■本書をお買い上げのお客様に1Fレジカウンターにて先着100名様に整理券を
 お渡しいたします。
 当日は書籍と整理券をご持参下さい。

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2007年6月26日


Publishing 『ランティエ』『日経EW』連載


『ランティエ』連載「ニッポンの忘れもの」第18回のテーマは「漢詩」。明治時代に西郷隆盛や板垣退助らとともに国事に携わった副島蒼海という人物を紹介し、彼の図抜けたセンスがつくる気骨豪宕な漢詩を絶賛。今は見られなくなった日本漢詩に思いを寄せて、セイゴオがしたためた今回の「書」は蒼海の絶句。

金華松島 奥の東頭
古より風雲 北に向って愁ふ
日本の中央 碑字在
祇今 靺鞨 何の州にか入る   (書き下し文)

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書 名:『月刊ランティエ』2007年8月号
発行所:株式会社角川春樹事務所
発売日:2007年8月1日
価 格:880円(税込)


『日経EW』連載「松岡正剛の日本を動かした女たち」第4回では、二度、天皇となった悲劇の女帝「孝謙天皇=称徳天皇」をとりあげた。藤原仲麻呂と時代の盛衰に巻き込まれ、溺愛し寵愛し偏愛した道鏡と人生の混乱に陥りながら、なお日本最高位のエグゼクティブ・ウーマンとしてありつづけた孝謙天皇の女性性や心情を描く。

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書 名:日経EW [イー・ダブリュ] 第4号
発行所:日経ホーム出版社
発売日:2007年6月12日
価 格:780円(税込)

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2007年6月11日


Publishing 『ちょっと本気な 千夜千冊 虎の巻』刊行!


セイゴオ流 読書術・免許皆伝

 『松岡正剛千夜千冊』(全7巻+特別巻)の攻略本が6月23日発売!その名も『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻 読書術・免許皆伝』(求龍堂)。千夜千冊を知っている人向けに、全集をお持ちでない方から、千夜千冊を隅々までご存知の方まで、どなたにとっても“究極の知”を体験できる一冊です。

 また、本書では『17歳のための世界と日本の見方』とは趣向の違った挿絵を披露。収録された全9点の「擬画」は、版画作品として求龍堂から販売されます。セイゴオの本への愛情と独特の遊び心があふれています。

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書 名:求龍堂『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻 読書術免許皆伝』
発行日:2007年6月27日
発行所:求龍堂
価 格:1600円+税

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2007年5月21日


Publishing 登場人物に「なる」作家、藤沢周平を読む


『市塵』によせて-「つるむ」か「はなれる」かだけ-

藤沢作品の魅力をヴィジュアル的に紹介する『週刊藤沢周平の世界』(全30巻刊行予定)27号にセイゴオが寄稿。新井白石という実用的な人物にすらなることができた藤沢周平。その世界観を千夜千冊で取り上げた自伝『半生の記』を手がかりに、「つるむ」か「はなれるか」だけだと読み解いている。

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書 名:週刊藤沢周平の世界 27号
発行所:朝日新聞社
発売日:2007年5月17日
価格:560円(税込み)

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2007年4月25日


Publishing  『ランティエ』『日経EW』『クロワッサン』


『ランティエ』連載「ニッポンのわすれもの」第16回のテーマは「調度と支度」。調度感覚を忘れて「支度」ができなくなっているニッポンに一石を投じています。今回セイゴオがしたためた書画は「度」です。「この文字は、どこかに度(わた)り、なにかを度(はか)っている。(松岡正剛)」 

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書 名:『月刊ランティエ』2007年6月号
発行所:株式会社角川春樹事務所
発売日:2007年3月23日
価 格:880円(税込)


『日経EW』連載「松岡正剛の日本を動かした女たち」第2回は、キリシタンマダムの細川ガラシャ。本名は玉(お玉)で、ガラシャは洗礼名。関が原の合戦を運命付け、キリシタンに奉じて、38歳という若さで家来に自らの命を絶たせたガラシャの生き様に迫ります。

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書 名:日経EW [イー・ダブリュ] 第2号
発行所:日経ホーム出版社
発売日:2007年4月12日
価 格:780円(税込)

大好評の『17歳のための世界と日本の見方』が、雑誌『クロワッサン』の「著者インタビュー」のコーナーに登場。編集工学の方法論にもとづき、過去と現在、日本と世界、異なる各分野を有機的につないだ一冊であると紹介されています。

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書 名:クロワッサン 708号
発行所:マガジンハウス
発売日:2007年5月25日
価 格:400円(税込)

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2007年4月13日


Publishing  セイゴオ、愛弟子への哀悼を綴る


田中泯・岡田正人『海やまのあひだ』刊行

 工作舎から写真集『田中泯 海やまのあひだ』が刊行された。撮影は「遊」時代のセイゴオの愛弟子である岡田正人さん。

 セイゴオは本書に「オカヤンとミンサンとナベチャンとぼく――分際という写真」を寄稿している。オカヤンこと岡田さんが、ミンサンこと田中泯さんに惚れ込んで、約30年にわたりコラボレーションをしながら撮影し続けてきたことを、当時のエピソードとともに綴っている。

 「こうしてオカヤンはしだいにミンサンのネガフィルムの暗部そのものとなり、カラーポジの発色そのものとなっていった。ぼくは呆れたのだけれど、そうやって撮り続けた写真を、オカヤンはいくら貯まっても発表しようとすらしなかった。名をあげたくないというのではあるまい。彼岸と処岸がカメラを通した二河白道によって分かち難いものになっていったのだ。」

 2006年3月、岡田さんはついに写真展「海やまのあひだ」を開催。ところがその4日後、がんのために早世してしまった。本写真集は、岡田夫人であり同じくセイゴオの愛弟子であるナベチャンこと田辺澄江さんの企画・編集によって、完成された。

 田中泯さんの折々の手記とともに、年譜「踊りは私の日常です」が収録されている。

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書名: 田中泯 海やまのあひだ
写真: 岡田正人 
発行所:工作舎
発行日:2007年 3月 19日
価格:9000円(税別)

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2007年4月12日


Publishing 卯月セイゴオアラカルト


◆『稲垣足穂の世界 タルホスコープ』・菫色
セイゴオのエッセイが掲載された稲垣足穂のヴィジュアルブックが登場。“菫色(きんしょく)の感覚”を放つタルホの世界を紹介しています。42人のタルホマニアが、それぞれのキーワードでタルホニウムを覗いている、万華鏡のような一冊です。

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書 名:稲垣足穂の世界 タルホスコープ
発行所:平凡社
発行日:2007年3月23日
価格:1600円(税別)


◆『密教メッセージ』・空海のアルス・マグナ
空海をめぐって、セイゴオと密教21フォーラム事務局長・長澤弘隆さんが対談。『空海の夢』をキーにしながら、空海が唐から帰国後に創案した独自の密教構想を「アルス・マグナ(大いなる術)」と題し、その今日性を語り合っています。

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書 名:密教メッセージ 第12号(会員誌)
発 行:密教21フォーラム事務局
発行日:2007年3月15日


◆『ドレスタディ』・隠居が編集した江戸の贅沢「いき」と「通」の道楽哲学
服飾をテーマに、贅沢を波及させた徳川江戸社会の「しくみ」や「装置」を解説しながら、それを「いき」と「通」の感性で美意識までに高め、「男前」を生み出した隠居者の編集術を紹介しています。

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書 名:ドレスタディ 第51号
発行所:京都服飾文化研究財団
発行日:2007年4月1日
価格:500円

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2007年4月 4日


Publishing 水墨的変成の法


 岡野玲子さんの単行本『妖魅変成夜話・第4巻』にセイゴオが解説文を寄稿。粋を極めた水墨技法と、東王父と西王母をあしらった中国的仙境の物語が、重なり合って醸し出される岡野さんの水墨絵巻的「世界」を、「天上界のメッセージ」と紹介しています。
 2006年11月15日のセイゴオちゃんねるもご覧下さい。

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書 名:妖魅変成夜話(ようみへんじょうやわ) 第4巻
著者名:岡野玲子(著)
出版社:平凡社
発行日:2007年3月21日
価格:900円(税別)
判 型:A5(変型判)

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2007年3月27日


Publishing 起業の極意-工作舎からイシス編集学校まで-


 企業家の独立を応援する雑誌・月刊『アントレ』巻頭にセイゴオ登場。「不足や余分なものから大きなチャンスが生まれる」と、これからのビジネスにますます必要とされる、異質なものや多様なものを組み合わせと連想でつなげていく日本的メソッドを紹介しています。

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書 名:アントレ 5月号
発行所:リクルート
発売日:2007年3月27日
価 格:500円(税込)

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2007年3月22日


Publishing 月刊『ランティエ』5月号の表紙モデルに


 セイゴオが月刊『ランティエ』5月号の表紙に登場。撮影場所は、日本橋の中央区立常盤小学校。創設明治6年、昭和の初めに建てかえられ関東大震も東京空襲もくぐりぬけた校舎です。
 また、15回目をむかえる連載「ニッポンの忘れもの」は「いじめと脇役」をテーマに展開。さらに、今回からセイゴオがテーマに則してしたためた書画を掲載。筆と墨をつかって胸中の史観を紙に滲ませます。

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書 名:『月刊ランティエ』2007年5月号
発行所:株式会社角川春樹事務所
発売日:2007年3月23日
価 格:880円

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2007年3月13日


Publishing「日経EW」で新連載開始、「エコノミスト」で著者インタビュー


 働く女性を対象にした新雑誌「日経EW」の創刊号から連載「松岡正剛の日本を動かした女たち」(3ページ)がはじまりました。歴史上の人物から現代人まで、かっこいい女性の生き様を数冊の関係図書とともに幅広く紹介。第一回目は川上貞奴。

 また「週刊エコノミスト」の「書評」コーナーでは『17歳のための世界と日本の見方』の著者インタビューを掲載。関係の時代、編集という視点、世界と日本を見るキーワードについて質問をうけています。


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書 名:日経EW [イー・ダブリュ] 第1号
発行所:日経ホーム出版社
発売日:2007年3月12日
価 格:780円(税込)

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書 名:週刊エコノミスト 2007年3月20日号
発行所:毎日新聞社
発売日:2007年3月12日
価 格:550円(税込)

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2007年3月 9日


Publishing『日本数寄』、文庫になって再登場


 2000年6月に春秋社から出版された『日本数寄』が、「ちくま学芸文庫」になりました。『フラジャイル』に次いで2冊目です。解説は芳賀徹さん、装幀は羽良多平吉さん。単行本に掲載されている図版もすべて収録。

書 名:日本数寄
発行所:筑摩書房
発行日:2007年3月10日
価 格:1400円+税

目次
Ⅰ 日本の意匠
桜と時代、花鳥の使いほか
Ⅱ 神仏のいる場所
   中心の移動、説明の庭ほか
Ⅲ 数寄と作分
   主客の遊び、茶数寄茶振舞ほか
Ⅳ 江戸の人口知能
   和算と条理学、江戸の人工知能ほか

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2007年1月29日


Publishing読売ウイークリーにセイゴオ登場


セイゴオ撮り下ろし

1月29日発売の「読売ウイークリー」の「稲越功一のAnd After」コーナーに、セイゴオが登場しました。このコーナーは写真家である稲越さんが、気になる人を訪れて写真を撮り、そこに文章を書き下すというスタイル。赤坂の本の森にひそむセイゴオを、稲越さんがどのように撮り下ろしたのか、ぜひご覧ください。

発売日:2007年1月29日
価 格:350円

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2007年1月23日


Publishing 2007年1月1日発行『新建築』発売中


七石舞台[かがみ]を紹介

 建築家の作品発表の場として最も定評がある専門誌『新建築』に、昨年10月に完成した二期倶楽部の七石舞台[かがみ]が紹介されました。
 セイゴオが「小さな世界を仮設する」というタイトルで、二期倶楽部の一角に「動きゆくもの」を定着させるまでの物語を語り、内藤廣さんが「異なる価値があたりまえのように併存すること」というタイトルで、石という太古の記憶にきわめて現代的な技術で鏡面仕上げのステンレスを合わせた経緯をつづっています。木立の枝葉が鮮明に映りこんだ鏡面や、照明によって空中に浮かんでいるかのように見える花道など、昼・夜でちがった表情を見せる七石舞台の写真も必見です。

発売日:2007年1月1日(毎月1回)
発 行:株式会社 新建築社
価 格:2000円

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2006年12月20日


Publishing 12月25日 『17歳のための世界と日本の見方』刊行


セイゴオ先生の人間文化講義

 『日本という方法』を9月に、『松岡正剛千夜千冊』を10月に上梓したばかりのセイゴオの新著が早くもクリスマスに刊行。タイトルは『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)。帝塚山学院大学の講義「人間と文化」の採録をもとに再構成した、まさに東西の人間文化史入門。しかも、セイゴオ自筆のイラスト満載。仙人みたいな顔のセイゴオ先生キャラクターも登場します。

 ヒトザルがヒトになったときに何が起こったのか、なぜアメリカ人と日本人はノックの仕方がちがうのか、人は文字のない時代にどうやって記憶をのこしてきたのか、イエス・キリストは誰だったのか、なぜ宗教戦争が起こるのか、日本神話をどう読むべきか、ルネサンスは本当に“人間復興”の時代だったのか、利休や織部のなにがすごいのか・・・。

 人間文化の発生の起源にはじまり、言葉や文字や宗教や物語の発生を追いながら、東西の世界観やその表現の違い、さらには近代の科学が新たに発見したマクロ・ミクロの世界像まで、ときにはポップに、ときにはスリリングに、現代のアーチストや現象とも重ねながら一気に語る、まさにセイゴオならではのジェットコースター・レクチャーです。

 ところで、なぜ「17歳」なのかというと、セイゴオ自身にとって、17歳は何かを考えたり行動したりするときの象徴的な年齢だとか。あとがきのなかでそのことを、“精神の17歳”と書いています。

書 名:『17歳のための世界と日本の見方』
発行日:2006年12月25日
発行所:春秋社
価 格:1700円+税


目次
第1講 人間と文化の大事な関係  
第2講 物語のしくみ・宗教のしくみ    
第3講 キリスト教の神の謎 
第4講 日本について考えてみよう 
第5講 ヨーロッパと日本をつなげる



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カバー

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2006年12月11日


Publishing 読売ウィークリーに『日本という方法』


12月11日発売の「読売ウィークリー」の「著者からのメッセージ」コーナーに、『日本という方法』のインタビューが掲載されました。なぜ「日本の方法」ではなく「日本という方法」なのか、本書に込めた視点やまたそれを伝えるためにセイゴオが採った「方法」が明かされています。

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2006年10月27日


Publishing 神無月セイゴオ・アラカルト


◆新雑誌『リクウ』創刊号に特別寄稿

10月31日(火)に中央公論新社から刊行される新雑誌『リクウ』に、セイゴオが特別寄稿。『リクウ』は「陸・空・海」を表し、エコライフと和=日本の2大テーマを、高感度な読者に向けて展開していく。創刊号でも第一特集として「森」を、第二特集として「和をひもとく」を取り上げ、それぞれ多彩な顔ぶれが登場し筆を競っている。
セイゴオのエッセイタイトルは「遷移と極相のあいだ」。東西の森林的思考の系譜とともに、森を舞台にした物語や戯曲、森林学や林業学、さらに森を出入りする多神多仏まで、あらゆる切り口から生きる「森」の自然学と文化史を縦横無尽に綴った読みごたえのある一篇となっている。

URL;http://cm.chuko.co.jp/~ckoron/ri-ku-u/

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発行日:2006年10月31日(火)
発 行:中央公論新書
価 格:780円

◆「週刊読書人」がセイゴオ講演「六年千冊七巻仕立」を詳細レポート

「週刊読書人」が、9月30日(土)に紀伊國屋ホールで開催された『松岡正剛千夜千冊』刊行記念特別講演「六年千冊七巻仕立」を詳細に紹介(11月3日号)。タイトルは「21世紀の日本人へ知の贈り物~書物によって“世界”を描く」。「千夜千冊」に精魂を尽くしたセイゴオの編集哲学を下敷きに、各巻の鍵となる本を紹介しながら、当日の超高速セイゴオ語りの興奮をあますことなく伝える必読記事。

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発行日:毎週金曜日(11月3日号)
発 行:株式会社読書人発行
価 格:260円

◆月刊『ランティエ』12月号 連載「ニッポンの忘れもの」第10回

「当世はやりものしらべ」としてセイゴオが連載中の「ニッポンの忘れもの」。スポーツから政治、天皇家まで多種多様なテーマをあつかう。第10回は「情報デブ問題」。当世のインターネット・ケータイ日本人の情報カロリーのとり過ぎに警告をうながし、解決に必要となる編集能力やこれから日本が歩むべき道を示唆。

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発行日:2006年12月1日(毎月1回) ※10月25日発売
発 行:角川春樹事務所
価 格:680円

◆『ユリイカ』9月臨時創刊号「稲垣足穂」特集で特別インタビュー

セイゴオの編集屋人生に大きな影響をあたえた稲垣足穂について、ひさびさに語ったロングインタビュー。セイゴオにしか語れない数々のエピソードを通して、足穂の思想や好みやダンディズムが、その立ち居振る舞いや語り口とともに彷彿と蘇る。

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発行日:2006年9月25日
発 行:青土社
価 格:2200円

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2006年9月26日


Publishing 『日本という方法』刊行!


万葉から満州まで、セイゴオ史観が疾駆する

 9月30日、セイゴオの新著、NHKブックス『日本という方法―おもかげ・うつろいの文化』がいよいよ刊行されます。この本は、2004年に放映されたNHK人間講座「おもかげの国うつろいの国」(全8回)のテキストをもとにしていますが、セイゴオの徹底した加筆修正によって、古代から近代までの日本の編集文化史を一気に通観できる充実の一冊となっています。

  「日本の方法」ではなく、『日本という方法』。このタイトルには、セイゴオの日本史観や編集的世界観がこめられているだけではなく、日本を語るための方法論そのものが示唆されています。NHKブックスにふさわしいハンディで読みやすいスタイルながら、日本が失った「おもかげ」を抉り出す筆力の深さと切れ味はまさにセイゴオ流。ぜひ堪能してください。

『日本という方法―おもかげ・うつろいの文化』
松岡正剛著
NHKブックス No.1067
9月30日発行 1160円+税


目次

第1章 日本をどのように見るか  
第2章 天皇と万葉仮名と語り部     
第3章 和漢が並んでいる
第4章 神仏習合の不思議
第5章 ウツとウツツの世界
第6章 主と客と数寄の文化
第7章 徳川社会と日本モデル
第8章 朱子学・陽明学・日本儒学
第9章 古学と国学の挑戦
第10章 二つのJに挟まれて
第11章 矛盾と葛藤を編集する
第12章  日本の失敗
第13章  失われた面影を求めて

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日本を「方法の国」として読み解く一冊

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2006年8月 2日


Publishing 葉月セイゴオ・アラカルト


◆「AERA」8月7日号でセイゴオが古典読書指南

『聖書』、『神曲』、『源氏物語』、そしてカント『純粋理性批判』、マルクス『資本論』といえば、誰もが一度は憧れて手にしながら挫折してしまう苦い思い出の多い古典名著。これらの難関を読破するためのセイゴオ流ノウハウを体験を交えて指南。

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発売日:2006年8月7日
出 版:朝日新聞社
定 価:360円(税込み)

◆2006年7月19日刊行『「脳の鍛え方」入門』

これまで「プレジデント」誌が取り組んできた「考える」をテーマにした特集記事が単行本にまとめられた。2001年9月17日号掲載の「注意のカーソルを固定せずに動かし続けよう」というセイゴオへのインタビューは、情報に溺れず事の本質を見抜く法として第2章「ビジネス脳の鍛え方」に収録されている。

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発売日:2006年7月19日
出 版:プレジデント社
定 価:952円+税

◆2006年5月18日刊行『勝者の決断』指揮官と参謀の戦略思考

「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー」誌の兵法特集をまとめた一冊。古今東西の兵法を紹介し現代のビジネスに生かす視点を7人の作家や企業リーダーが説く。セイゴオは第5章「知的リーダーの肖像」を担当。2006年2月号のインタビュー記事を再録したものである。ジュリアス・シーザーから石原莞爾まで、戦うリーダーたちがいかにしてさまざまな問題を解決してきたのかを語っている。

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発売日:2006年5月18日
出 版:ダイヤモンド社
定 価:1500円+税

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2006年7月27日


Publishing 文月セイゴオ・アラカルト


◆2006年7月7日刊行『一字一会』

 「いま、何かひとつだけ、字を書くとしたら?」。『週刊金曜日』で2004年1月から2005年12月までつづいた連載「一字一会」をまとめた本が出た。藤原新也氏、森村泰昌氏、荒木経惟氏ほか総勢100人が登場する。それぞれが直筆で書いた一文字には、その字に対する思い入れやエピソードも添えられている。
 セイゴオが選んだ文字は「遊」。「なにか船にのった旅人をおもわせるでしょ」というセイゴオの筆運びをご覧ください。

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発行日:2006年7月7日
発 行:株式会社 金曜日
価 格:2400円+税


◆月刊『ランティエ』連載「ニッポンの忘れもの」

 第7回は「DJとサッカー」がテーマ。忙しい時間を縫ってワールドカップを決勝戦までTV観戦し続けたセイゴオが考えていたのは「寸前尺魔」のことだった。一瞬のミスで破綻が起こっていくサッカーと今日の情報社会はどこか似ていると言う。いっぽうでクラブDJこそ、セイゴオの考える編集的相場を体現しているらしい。くわしくは本誌で。

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発売日:2006年7月25日(毎月1回)
発 行:角川春樹事務所
価 格:680円


◆2006年7月号 『INAX REPORT No.167』

 『INAX REPORT』(INAX発行)は、建築をトータルにかんがえる季刊雑誌。
 時代的影響力をもった書籍を紹介する新連載「著書の解題」の第一回目に磯崎新氏『空間へ』(初版1971年発行)がとりあげられ、「対談篇」を内藤廣氏が、「書評篇」をセイゴオが担当した.。「書く建築の可能性」と題して、1960年~70年の激動の時代に、伝統に逃げず、モダンに走らず、自らの構えを変えながらつねに正面から向き合ってきた磯崎氏が、挫折と混迷を隠さずに赤裸々に告白した一冊であると紹介している。

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発行日:2006年7月20日
発 行:株式会社INAX
※全国官公庁、設計事務所、大学などに無料配布。


 

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2006年7月 6日


Publishing 「千夜千冊」全集パンフレット完成


全国書店および二期ギャラリー「册」でゲットしよう!

 求龍堂による「千夜千冊」全集のパンフレットが完成。A4判四つ折観音開きの豪華パンフです。
 表紙は、漆黒の背景に、赤い装幀の全七巻と特別巻が螺旋状に積まれた、十文字美信さんの力強い写真。神業的照明によって、「松岡正剛千夜千冊」という黒箔のタイトル文字がくっきり。
 中を開けば、井上ひさしさん、美輪明宏さん、山口昌男さんなど9人の各界リーダーや、カリスマ書店員からのエール。そして、いよいよ明らかにされる、全7巻のコンセプトと、口絵写真「本の貌」、小池純代さんによる「千夜短歌」。

 さらに、このパンフレットにはもれなく折り込みポスターが入っています。表面は、原寸大の「千夜千冊」全集の写真。裏面は、なんと全7巻1144冊の部立てを一挙掲載。
 本体とポスターそれぞれの、松岡正剛の肖像も必見! (十文字美信撮影)。

 パンフといえども愛蔵版にしたい。書店で見かけたらぜひゲットしたい。本日7月7日オープンの「松岡正剛・千夜千冊展―只今、本族出張中」(千鳥ヶ淵NIKIギャラリー「册」)でも、手に入ります。

 もちろん、パンフレットを手にしたら、「全集」お申込みもお早めに。9月末日までに申し込むと、特別割引になります。

お申し込みは求龍堂サイトからどうぞ。

   
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十文字美信氏撮影の表紙

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実物大「千夜千冊」全集を掲載したポスター
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各巻の部立てを初公開!

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2006年7月 4日


Publishing 「非株な男」とは「青山二郎」のことなりき


青山二郎『眼の引越』に寄せて

中公文庫の限定復刊、青山二郎『眼の引越』にセイゴオが書き下ろしエッセイを寄稿した。これは、中公文庫で品切れになった本の中から、毎月一点づつ限定で改版発行しているシリーズの中の一冊。一昨年前からはじまった企画で、これまで『蒐集物語』(柳宗悦著)、『明治維新三大政治家』(池辺三山著)、『雑誌記者』(池島信平著)などを刊行してきた。
『眼の引越』は「青山二郎」入門には欠かせない随筆集。

セイゴオは千夜千冊第262夜で『眼の哲学・利休伝ノート』とりあげ、小林秀雄に「天才」と言わせ、白洲正子を白洲正子たらしめた青山二郎のことを「現在から離脱した人」と書いている。今回のエッセイでは青山二郎に「非株な男」という言葉をささげた。中学生にしてすでに身銭を費やして高価な骨董を手に入れ、生涯をとおして美に月謝を払うことで「眼」を鍛えた非株な生きざまを紹介している。                

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著者名:青山二郎(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2006.06.25
税込価格:1,300円
判 型:A6(文庫)

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2006年6月28日


Publishing 月刊「ランティエ」が『千夜千冊』全集を特集


2006年8月号「ランティエ」発売中

  『千夜千冊』全集(全7巻+特別巻)の出版を記念して、「ランティエ」が全集の特集記事を企画。今年2月からつづくセイゴオの連載コラム「にっぽんの忘れもの」を3ページに拡大し、独占インタビューが掲載されている(インタビュアーは尾崎裕雄編集長)。
  全集におさめた1144冊の本のセレクトや、膨大な量の本を相手にするセイゴオの読書法、また書籍化にあたってウェブの横書きの文章を縦書きの活字にしたことでセイゴオが「書き下ろし」に近いほど手をいれることになった背景などを語っている。どうぞお楽しみに。

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2006年8月号 全国書店で発売中
 

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2006年6月16日


Publishing 6月17日東京新聞でセイゴオが「ジャコメッティ展」を紹介


  神奈川県立近代美術館で開催中(6月3日から7月30日)の展覧会「アルベルト・ジャコメッティ-矢内原伊作とともに」を17日の東京新聞朝刊でセイゴオが紹介。
 セイゴオにとってジャコメッティは格別な存在である。千夜千冊第500夜という折り返し地点で選んだ本もジャコメッティの『エクリ』だった。ジャコメッティの彫塑や油絵のモデルとなった矢内原伊作のエピソードとともに、ジャコメッティが追った面影に思いを寄せるセイゴオ。記事の中で紹介されている作品写真は、今回の展示品のなかからセイゴオが選んだお勧めの3作品です。

  

  ジャコメッティはどのように知覚と表現のあいだの驚異的な孤独に耐えたのだろうか。ジャコメッティは書いている、「最初から失敗にきまっているものを追いかけるのは不条理に思われた。仕事を続けようとするかぎり、私にできることは記憶を再現すること、自分が本当に知っているものだけを作ることだ、と私は思った。十年間、私は再構成することしかしなかった」というふうに。
  こうも書いていた、「私が熱情をいだく唯一のことは、実現することが不可能に思われるこれらのヴィジョンに、それでも何とかして近づこうと試みることだ」というふうに。  
  ふと思うのは、ぼくが「終わりなき編集」を決意することになったのも、おそらくはこのジャコメッティのいう「実現することが不可能に思われるこれらのヴィジョン」を「再構成」するという仕事に追いこまれたためだったのではなかったかということである。何かのおりにジャコメッティを読むたびに、挫けたときにジャコメッティを見るたびに、ぼくはそんな気がしていた。

(千夜千冊第500夜 アルベルト・ジャコメッティ『エクリ』より)

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2006年5月 8日


Publishing 5月発売-セイゴオの掲載誌


■月刊『ランティエ』6月号
ニッポンの忘れもの「野茂とイチロー」

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角川春樹事務所発行の「和」をテーマにした大人の男性向け総合誌・月刊『ランティエ』。セイゴオが連載を続けている「当世はやりものしらべ-ニッポンの忘れもの」も今回で5回目を迎える。時勢のニュースにリンクした話題と、現代人が思い出せなくなったニッポンの忘れものを軸に、セイゴオが縦横無尽に社会を編みこむエッセーです。『ランティエ』の詳細はコチラ


■月刊『大法輪』6月号
私と曼荼羅シリーズ「畏怖すべき立体曼荼羅」

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仏教専門誌『大法輪』の曼荼羅特集号にセイゴオが寄稿。テーマは「私と曼荼羅」。幼いころ東寺の講堂で始めて立体曼荼羅を見たときの畏怖の念。以降50回以上訪れた今でも一瞬にしてそのときの記憶が蘇えるという。そんなセイゴオと曼荼羅の接触点を切り口に、金剛界、胎蔵界、そして空海にまでふれたエッセーです。
 

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2006年4月20日


Publishing セイゴオの耽美感覚


『夜想』復刊第3刊の「耽美」特集に、松岡正剛「耽美の蠱惑」が掲載された。聞き手は、編集長の今野裕一氏。ファンタジーやイリュージョンでかたづかないものが「耽美」と語るセイゴオ。三島由紀夫、室生犀星、泉鏡花から、萩尾望都、澁澤龍彦、十文字美信まで千夜千冊で取り上げた本のなかから100冊以上の本を織り交ぜて「耽美」を立ち上がらせている。

『夜想』データ
○ステュディオ・パラボリカ発刊
○172ページ 
○発売/2006年4月23日
○定価/1500円(+税)

松岡正剛「耽美の蠱惑」(小見出し一部紹介)
◆数式の中に、菫の花を
◆キンカンの耽美学
◆端から耽美
◆墨を接ぐ息

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「夜想」 耽美特集

投稿者 staff : 00:53

2006年4月 6日


Publishing 漫画家・安彦良和さんと初対談


『虹色トロツキー』の縁で実現

『機動戦士ガンダム』の原作者として知られる漫画家・作画監督の安彦良和さんの原画約300点をあつめた原画展が4月から出雲で開催されている。カタログには18ページにおよぶセイゴオと安彦さんの対談が掲載されている。
 安彦さんの代表作は、『アリオン』『クルドの星』『神武』『ナムジ』『イエス』『ジャンヌ』『我が名はネロ』『ネオデビルマン』などだが、なかでもセイゴオが愛読しているのが『虹色のトロツキー』。千夜千冊第430夜やデジタオブックレット『本の読み方4』などでもとりあげるなど、たびたび紹介している。
 今回の対談は、その「千夜千冊」に感激した安彦さんからのたっての希望で実現した。マンガやアニメーションの可能性から安彦さんの創作活動の魅力などが4時間にわたって交わされた。

 「安彦良和原画展」は、出雲を皮切りに八王子、新潟へ巡回することが決まっている。

   2006年4月1日~5月28日 出雲市立平田本陣記念館
   2006年7月28日~9月18日 八王子市夢美術館
   2006年11月3日~11月30日 新潟市新津美術館

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『安彦良和原画集』

投稿者 staff : 01:58

2006年2月13日


Publishing 比較宗教学者・町田宗鳳氏と対談


日本人の宗教観と創造力について語りあう

宗教専門紙「中外日報」のシリーズ「日本人の宗教観」で町田宗鳳氏と「日本文化の新たな創造」について対談。2月9日号から全4回(2月9、11、14、16日)にわたって掲載。第1回目は、祖国愛を表現することに慣れていない日本人、欧米文化に目を奪われて「異胎」の国になってしまった日本、空海・道元・雪舟が照準を当てた日本の方法、能や俳諧という“引き算”の妙技を極めた日本流、などを浮き彫りにした。

※この対談掲載号のみの購入ができます

購入方法:4回分合わせて1000円(送料込)
申込先:中外日報社京都総本社
     〒601-8004 京都市南区東九条東山王町9
     Tel: 075-671-4800 Fax:075-671-2103
     E-mail: eigyo@chugainippoh.co.jp

投稿者 staff : 22:03

2006年1月31日


Publishing 山口昌男氏と語る月知派の系譜


「知の自由人叢書」で特別対談

山口昌男氏監修「知の自由人叢書」の第2回配本・斉藤昌三『少雨荘書物随筆』に山口氏とセイゴオの対談「斉藤昌三と月の文化」が収録されている。斉藤昌三は大正~昭和の編集者であり、装幀プロデューサー。

『「敗者」の精神史』の著者である山口氏と『フラジャイル』『ルナティックス』の著者であるセイゴオが着目したのは、斉藤昌三の“月知”の精神。


松岡:斉藤昌三が『鏡花全集』について述べているくだりで、小村雪岱の絵はすばらしいけれども、選んだ題字が細すぎて合わないというようなことを書いている、ああいう目利きの部分が面白かったですね。

山口:松岡さんが自分の色彩のある『遊』という雑誌でメディアを作っていたということは、精神において斉藤昌三と極めて近いところがある。

松岡:どうも“月の知”の人は、「これ、実はこういうもので」という「じつは」とか、「大きい声では言えませんが」とか、「ですから番傘に包みました」「油紙のなかからどうぞお感じになってください」という手立てがある。

山口:個人で編集しているものに何か魅力があるのは、そこにある種の弱さがあって、その弱さによってかえって遠くに達することのできる細い糸だというところがあるんじゃないかな。

松岡:フラジャイルな知は、重なり合い寄せ合っている。斉藤昌三の知も、わかりやすく取り出すのではなく、われわれも一緒に捩れながら、かすかな紙縒をほそいて、一緒になって入っていく相手なんじゃないでしょうかね。

【書籍データ】
「知の自由人叢書」第2回配本
斉藤昌三『少雨荘書物随筆』
A5判上製函入、735ページ
国書刊行会2006年1月31日発行
定価 12000円

【千夜千冊】
第907夜 山口昌男『「敗者」の精神史』もご覧ください


投稿者 staff : 00:35