セイゴオちゃんねる

2016年11月 7日


News セイゴオが語る日本の月(NHK-BS)



11月12日(土)の19:30からNHK-BSで放映される「ザ・プレミアム―絶景にっぽん月の夜」に、セイゴオが出演します。

この番組は、こよなく月を愛してきた日本人の暮らしとこころを探りつつ、日本全国の月景色や月をめぐる風習を取材するとともに、"至高の月見"を映像で届けるというもの。女優の橋本まなみさんが案内役をつとめます。

セイゴオは橋本まなみさんに対する「月の指南役」として登場。『ルナティックス』を上梓するなど、"無類の月狂い"を自称するセイゴオが、日本の月の文化をはじめ、浮世絵や日本画に描かれた月の数々を紹介します。


NHK-BS ザ・プレミアム「絶景にっぽんの月の夜」
11月12日(土) 19:30~21:00

制作:テレビマンユニオン

月の夜 収録風景2.jpg
セイゴオと橋本さんの対談は、豪徳寺イシス館本楼で収録された。
右は演出の佐野達也さん(テレビマンユニオン)。

月の夜 収録風景3.jpg
収録は、豪徳寺イシス館の屋上でも行われた。高性能な天体望遠鏡が用意されたが、残念ながらこの夜は厚い雲がかかったままで月観測は叶わなかった。

投稿者 staff : 16:23

2016年9月 8日


10月11日、アカデミーヒルズで大澤真幸さんと対談


2016年10月11日 (火)、六本木アカデミーヒルズが主催するセミナー「六本木アートカレッジ」で、社会学者・大澤真幸さんとセイゴオの対談イベントが行われます。

「ジャパンウェア~日本型ベンチャースピリットの行方~」と題し、日本に潜んでいる特有の風土や文化や方法を捉え直し、グローバル時代を生き抜くためのメソッド(=実践知)を語り合う。20年来の交友をむすび、数々のイベントで共演してきた2人は一体どんな話を繰り広げるのか。
知性と知性がぶつかりあう日本談義を、どうぞお楽しみに。

-------------------------------------------------
「これからのライフスタイルを考える」セミナーシリーズ
■第7回「ジャパンウェア~日本型ベンチャースピリットの行方~」(2016年10月11日開催)
松岡正剛(編集工学研究所所長)×大澤真幸(社会学者)
19:00~20:30
※受付開始は18時30分頃を予定しています。

詳しくはコチラ
http://www.academyhills.com/school/artcollege/detail/rac20161011.html
-------------------------------------------------

投稿者 staff : 20:18 | コメント (0)


Publishing 「日本文学全集」「kotoba」に掲載


河出書房新社で刊行されている「日本文学全集」(池澤夏樹=個人編集)の最新刊「日本語のために(30巻)」に、千夜千冊でとりあげた馬渕和男「五十音図の話」が収録されました。
本書は卓抜な編集力をもっているとセイゴオが評する、作家の池澤夏樹さんが、祝詞、アイヌ語、琉歌、憲法など一三〇〇年に亘る「日本語」の文体のサンプルと日本語に関する考察を集成し編んだアンソロジー本です。この本に採録されるにあたり、セイゴオは元の原稿に大幅な加筆修正を施しました。ウェブ千夜とのちがいも楽しみながら、ぜひ一度ご覧ください。

――「五十音図」と「いろは歌」、その奥に何重もの対比と相克と離別を繰り返した「真名」と「仮名」。このことを語らないで、どうして日本を問題にできるだろうか。 ――
千夜千冊第544夜「五十音図の話」より
https://1000ya.isis.ne.jp/0544.html

日本語のために.jpg
池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》30『日本語のために』(河出書房新社)2,600円 税。

◆◆◆
また、9月6日に刊行された「kotoba」にセイゴオがエッセイを寄稿しました。「kotoba」最新号の特集は「雑誌を哲学する」。『思想の科学』や『文芸春秋』、『ナショナルジオグラフィック』など内外の雑誌文化をとりあげていますが、その巻頭にセイゴオの「雑誌の妙 伏せて/開ける」が掲載されています。雑誌のルーツを辿りながら、『遊』創刊時のエピソードをはじめ、いままでに試みた編集技法にせまる格別な雑誌論です。こちらも合わせてご覧ください。

top_cover_img.jpg
2016年9月6日発売
B5判・260ページ 定価1,440円(税込)

雑誌の妙.jpg

投稿者 staff : 11:55

2016年8月 9日


BSプレミアム「スペシャルライブ!京都・五山送り火」に出演


8月16日(火)午後6時から9時、BSプレミアム「スペシャルライブ!京都・五山送り火」にセイゴオがフル出演します。お盆に迎えた魂を送り火によって山の向こうに送り返す「五山の送り火」は、京都生まれのセイゴオにとって特に思い入れのある風習です。樹木希林さんと松下奈緒さんらの共演者とともに、日本人の死生観や精神性そして文化的特性について語ります。

 「五山」は東山如意ヶ嶽の「大文字」がもっともよく知られています。その大きさは一画約150メートル。8時点灯の「大」つづいて、5分おきに松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の「船形」、金閣寺付近大北山の「左大文字」及び嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」に火が灯ります。すべて地元の方が参加してとりおこなわれています。150万人都市京都を舞台にくりひろげられる夏の風物詩を、合計30台のカメラで完全生中継。


番組:BSプレミアム「スペシャルライブ!京都・五山送り火」
日時:8月16日(火)18:00~21:00
okuribi23.jpg

投稿者 staff : 17:00

2016年7月29日


Report モデュレックスの本棚編集プロジェクト


 今年3月、セイゴオのもとに照明家の藤本晴美さんから「松岡さんに、SOS!」という声がかかった。純国産の照明機器メーカー「モデュレックス」の曄道悟朗社長から「オフィスの壁を本でうめ尽くしたい」という相談を受けていると言うのだ。モデュレックスは、伊勢丹新宿本店やザ・リッツ・カールトンといったショップやホテルのライティングから医療施設やオフィス空間まで、照明機器と照明設計にまつわるあらゆる技術を提供する照明プロ集団である。

 初回の打ち合わせでセイゴオは曄道さんと意気投合。「いま隈研吾さんとモデュレックスの改装工事を進めていて、壁一面を埋め尽くす幅17m×高さ4mの書棚をつくることにした。これから30年の現役生活の指針になるような本で埋め尽くしたい。社員と共有したい。ぜひ松岡正剛さんに選書していただきたい」という話だった。

 曄道さんからの依頼は3つ。(1)唯一無二の書架にしたい (2)物理的な美しさから精神的な美しさまで入れたい (3)外面的および内面的な「光」を入れたいなどなど。子供のころから本が大好きな曄道さんは、学生時代はヘルマン・ヘッセのナルツィスとゴルトムントに、社会人になってからはシュムペーターの経済的世界観に「内面的な光」を感じたという。

 セイゴオはさっそく選書に取り組んだ。選書メンバーをひきつれ、怒涛の進軍がはじまった。曄道さんのヴィジョンと日本、そして世界を見渡しながら、それぞれのジャンルのアーキタイプ・プロトタイプ・ステレオタイプのバランスをよくよく検討した。日本古典、日本文化、日本史、日本建築、芸能・工芸、民俗学、世界神話、東洋思想、西洋絵画、演劇戯曲、アート・デザイン、写真、博物学、数理学、技術史、西洋哲学、西洋思想、そして照明学などなど。古書も新刊もある。
 
 編集方針ができあがったところで、セイゴオは曄道さんの好みをさらに引き出すために連れだって書店めぐりを決行した。スタッフともども幾度も書店に通い詰め、約一か月かけて約7000冊強を選びきった。

IMG_3073.JPG
【5月7日 セイゴオひび】より
照明機器の革命児モデュレックスの新設本棚(隈研悟設計)のため、神田古本屋をまわる。ぼくも入手したくなった本が多くて困った。本は知と快楽と謎のモデュールなのである。

IMG_6730.JPG
【5月19日 セイゴオひび】より
オアゾ丸善を隈なくまわってモデュレックス書架のための本を、曄道・松岡で五百数十冊購入。豪快な収穫だ。四年ぶりに壹岐店長に会い、みんなでハヤシライスを食べる。


 隈研吾さんの設計した書棚にも、セイゴオは存分に本のプロとしての知見を注ぎ込んだ。棚板の横ラインのこだわりや棚板の厚みの工夫、そして文庫を入れる部屋の書棚まで。また、書架照明については曄道さんが昼と夜でライティングを変えるほどのこだわりを見せた。

 棚ができあがるといよいよ書棚づくりだ。粗詰め、本詰め、毎日のように本の出し入れと並び替えが続いた。次第に約7000冊強の本のリストは関係者全員が把握することとなった。セイゴオは出来上がりつつある書棚をみて「これまでかかわった書棚のなかで一番出来がいい」と自負していた。

IMG_2795.JPG
image3.JPG
【6月15日 セイゴオひび】より
恵比寿の一角に誕生しつつあるモデュレックス本棚の詰めをする。とても気持ちのいい照明機器集団で、本棚を詰めていて社内空気が何重ものウェーブを送っているように感じた。

 仕上げはこの書棚の命名だった。セイゴオは数週間考え続けた。曄道さんの思い、隈さんの書棚の形状、これから30年のモデュレックスのこと――。すべてを頭のなかにおきながらようやく閃いた「光冊房(こうさつぼう)」。金を混ぜ込んだ墨で書き上げ額装した書を、曄道さんに贈呈した。7月5日のお披露目パーティでは、数百人の来場者に光冊房の書棚マップが配布され、セイゴオもご機嫌で書棚談議を楽しんだ。

IMG_0483.JPG
左から、曄道悟朗氏、松本照久氏(リックデザイン)、面出薫氏(照明デザイナー)、隈研吾氏、セイゴオ

IMG_0509.JPG
【7月5日 セイゴオひび】より
モデュレックス本社のオープニングP。隈研吾のネステッドな設計に七千冊の多重書架「光冊房」がらライン照明されてお披露目。演出はペコ。

レポート:和泉佳奈子

投稿者 staff : 23:40