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<title>松岡正剛の千夜千冊</title>
<link>http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/</link>
<description>知の方法を語る松岡正剛の読書術</description>
<dc:language>ja</dc:language>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-03</dc:date>

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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1349">
<title>『社会システム理論』ニクラス・ルーマン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1349</link>
<description>社会は自立分出システムである。 自分で自分を自己再帰してきたシステムである。 そこではダブル・コンティンジェントに意味が創出され、はぐれあい、空席をうろつき、そうであるがゆえにオートポイエティックなシステムとして自己準拠されている。そのようなルーマン社会学を、ルーマン自身はどう語ったのか。 ぼくが勝手な言い換えをしてみた。</description>
<content:encoded><![CDATA[社会は自立分出システムである。 自分で自分を自己再帰してきたシステムである。 そこではダブル・コンティンジェントに意味が創出され、はぐれあい、空席をうろつき、そうであるがゆえにオートポイエティックなシステムとして自己準拠されている。そのようなルーマン社会学を、ルーマン自身はどう語ったのか。 ぼくが勝手な言い換えをしてみた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-02</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1348">
<title>『リスク論のルーマン』小松丈晃</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1348</link>
<description>本書では、ニクラス・ルーマンがその独特の自己準拠的システム論あるいはオートポイエティック・システム論にもとづいて、どのようにリスクおよびリスク社会を見つめたのかが集中して論じられる。 ルーマンの社会論や経済論やルーマン自身の著作は次夜で紹介したい。 まずは外側の解読者の目から案内しておきたいからだ。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書では、ニクラス・ルーマンがその独特の自己準拠的システム論あるいはオートポイエティック・システム論にもとづいて、どのようにリスクおよびリスク社会を見つめたのかが集中して論じられる。 ルーマンの社会論や経済論やルーマン自身の著作は次夜で紹介したい。 まずは外側の解読者の目から案内しておきたいからだ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-02-23</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1347">
<title>『現代社会のゆらぎとリスク』山口節郎</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1347</link>
<description>石橋を叩けば橋が壊れるリスクが生じ、叩きすぎれば手にリスク(傷)が生じ、叩きもせず渡りもしなければ、行く先のリターンは手に入らない。 リスクを免れることが新たなリスクを生み、リスクを排除しようとすること自体が、社会をリスクに満ちたものにする。 いまやリスクの問題は、システムそのもののふるまいによって語られる必要がある。 ウルリヒ・ベックやニクラス・ルーマンはそこを新たな社会学の踏み台にしてみせた。 今夜からしばらくは、リスクをめぐる“理論篇”を案内したい。</description>
<content:encoded><![CDATA[石橋を叩けば橋が壊れるリスクが生じ、叩きすぎれば手にリスク(傷)が生じ、叩きもせず渡りもしなければ、行く先のリターンは手に入らない。 リスクを免れることが新たなリスクを生み、リスクを排除しようとすること自体が、社会をリスクに満ちたものにする。 いまやリスクの問題は、システムそのもののふるまいによって語られる必要がある。 ウルリヒ・ベックやニクラス・ルーマンはそこを新たな社会学の踏み台にしてみせた。 今夜からしばらくは、リスクをめぐる“理論篇”を案内したい。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-02-16</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1346">
<title>『リスクの正体！』山口浩</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1346</link>
<description>本書にはときおり痛快なことが書いてある。 なかなかのニューアイディアもある。 主旨はどういうものかというと、リスクは得体の知れない怪物のように扱われているけれど、実は正面から付き合ってみたり、もっと遊んでみれば、リスクが今日の社会で最も大事なコンセプトのひとつで、考え方で、方法であって、また社会や人生の基本になるべきものだということが見えてくるはずだというもの。 そのとおりだ、と思う。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書にはときおり痛快なことが書いてある。 なかなかのニューアイディアもある。 主旨はどういうものかというと、リスクは得体の知れない怪物のように扱われているけれど、実は正面から付き合ってみたり、もっと遊んでみれば、リスクが今日の社会で最も大事なコンセプトのひとつで、考え方で、方法であって、また社会や人生の基本になるべきものだということが見えてくるはずだというもの。 そのとおりだ、と思う。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-02-10</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1345">
<title>『リスクのモノサシ』中谷内一也</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1345</link>
<description>どうしたことか。今日の社会はいつのまにか「安全と安心を求めるリスク社会」になっている。えっ、安全や安心を求めてそれでどこが悪いのですかと訝る諸君もいるだろうけれど、それはそうとうにおめでたい。 そもそもリスキーな行動や出来事は、それこそが稀少価値の創出だったのである。新たなリスクの認定は新たな冒険であり、それが新しい価値の創出だったのだ。</description>
<content:encoded><![CDATA[どうしたことか。今日の社会はいつのまにか「安全と安心を求めるリスク社会」になっている。えっ、安全や安心を求めてそれでどこが悪いのですかと訝る諸君もいるだろうけれど、それはそうとうにおめでたい。 そもそもリスキーな行動や出来事は、それこそが稀少価値の創出だったのである。新たなリスクの認定は新たな冒険であり、それが新しい価値の創出だったのだ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-02-05</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1344">
<title>『合理的な愚か者』アマルティア・セン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1344</link>
<description>このタイトルに出会えば、いったい「合理的な愚か者」とは誰のことか、何のことかと気になるだろう。 あまり気をもたせるのもなんだから、いまのうちに結論を言ってしまうけれど、これはずばり「ホモ・エコノミクス」（経済人）のことだ。 著者のセンは、合理的な経済活動だけをするルールや価値観に追従する社会人というものを疑ったのである。 また、そういう理論を組み立ててきた経済学や社会学に文句をつけたのだ。</description>
<content:encoded><![CDATA[このタイトルに出会えば、いったい「合理的な愚か者」とは誰のことか、何のことかと気になるだろう。 あまり気をもたせるのもなんだから、いまのうちに結論を言ってしまうけれど、これはずばり「ホモ・エコノミクス」（経済人）のことだ。 著者のセンは、合理的な経済活動だけをするルールや価値観に追従する社会人というものを疑ったのである。 また、そういう理論を組み立ててきた経済学や社会学に文句をつけたのだ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-01-30</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1343">
<title>『予想どおりに不合理』ダン・アリエリー</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1343</link>
<description>市場は合理的に動いているとはかぎらない。 多くの人間も、合理的な活動をするとはかぎらない。 むしろ不合理な予測や判断をするほうがずっと多いのだ。 ところが、おおかたの経済学は長らく、この「予想のつく不合理」を見逃してきた。</description>
<content:encoded><![CDATA[市場は合理的に動いているとはかぎらない。 多くの人間も、合理的な活動をするとはかぎらない。 むしろ不合理な予測や判断をするほうがずっと多いのだ。 ところが、おおかたの経済学は長らく、この「予想のつく不合理」を見逃してきた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-01-25</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1342">
<title>『なぜ金融リスク管理はうまくいかないのか』リカルド・レボネト</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1342</link>
<description>去年の11月に発売された本なので、ぼくも読んだばかりだ。タイトルがあけすけな邦題になったわりにはなかなか含蓄に富む金融リスク論になっていて、思いのほか楽しませてもらった。日本語版に寄せた序文によると、著者が本書を書きおえたのは金融危機やリーマンショックの前のことだったようだけれど、著者自身もやや謙遜して書いているように、改めて加筆や訂正をするところなどなさそうな上々の出来ばえになっている。</description>
<content:encoded><![CDATA[去年の11月に発売された本なので、ぼくも読んだばかりだ。タイトルがあけすけな邦題になったわりにはなかなか含蓄に富む金融リスク論になっていて、思いのほか楽しませてもらった。日本語版に寄せた序文によると、著者が本書を書きおえたのは金融危機やリーマンショックの前のことだったようだけれど、著者自身もやや謙遜して書いているように、改めて加筆や訂正をするところなどなさそうな上々の出来ばえになっている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-01-18</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1341">
<title>『確率で言えば』ジョン・Ａ・パウロス</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1341</link>
<description>統計や確率というものは独立していない。 静止もしていない。 そこには必ず「状況」と「意味」と「価値」が関与する。 著者のジョン・パウロスはテンプル大学の主席研究員を務めてきた数学者だが、数学の意味に関してはそんじょそこいらの数学者とは一線にならない。本書では、統計的確率論を物語に引き付けて、統計も確率も「情報を組み立てた」という点では物語と変わらないということを述べている。</description>
<content:encoded><![CDATA[統計や確率というものは独立していない。 静止もしていない。 そこには必ず「状況」と「意味」と「価値」が関与する。 著者のジョン・パウロスはテンプル大学の主席研究員を務めてきた数学者だが、数学の意味に関してはそんじょそこいらの数学者とは一線にならない。本書では、統計的確率論を物語に引き付けて、統計も確率も「情報を組み立てた」という点では物語と変わらないということを述べている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-01-14</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1340">
<title>『確率論的思考』田渕直也</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1340</link>
<description>確率では、なにがわかるのか。 たんにリスクを回避するためなのか。 はやる野心をやわらげることであるはずだ。 自分入りのバイアスに気がつくことである。 本書は確率に向かう人間の気分が、できれば蓋然的思考になるべきことを訴える。</description>
<content:encoded><![CDATA[確率では、なにがわかるのか。 たんにリスクを回避するためなのか。 はやる野心をやわらげることであるはずだ。 自分入りのバイアスに気がつくことである。 本書は確率に向かう人間の気分が、できれば蓋然的思考になるべきことを訴える。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-01-09</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1339">
<title>『禁断の市場』ベノワ・マンデルブロ＆リチャード・ハドソン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1339</link>
<description>原タイトルは“The (Mis) Behavior of Markets”、(Mis)がついているのがいい。 フラクタル幾何学の先駆者マンデルブロが語った内容を、「ウォールストリート・ジャーナル」ヨーロッパ版のリチャード・ハドソンがまとめたものだ。 この本については翻訳者にも注目するといい。 監訳者の高安秀樹という人は、おそらく本書の翻訳者として最適な人物だろう。</description>
<content:encoded><![CDATA[原タイトルは“The (Mis) Behavior of Markets”、(Mis)がついているのがいい。 フラクタル幾何学の先駆者マンデルブロが語った内容を、「ウォールストリート・ジャーナル」ヨーロッパ版のリチャード・ハドソンがまとめたものだ。 この本については翻訳者にも注目するといい。 監訳者の高安秀樹という人は、おそらく本書の翻訳者として最適な人物だろう。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-01-05</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1338">
<title>『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1338</link>
<description>本書の第２章「自由社会における政府の役割」の章末に、次の14項目のリストが出ている。 フリードマン提案の「政府に委ねるべきではない施策リスト」だ。 これを見れば、フリードマンに率いられた新自由主義者やマネタリストがいまなお何を考えているかがわかる。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書の第２章「自由社会における政府の役割」の章末に、次の14項目のリストが出ている。 フリードマン提案の「政府に委ねるべきではない施策リスト」だ。 これを見れば、フリードマンに率いられた新自由主義者やマネタリストがいまなお何を考えているかがわかる。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-31</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1337">
<title>『市場・知識・自由』フリードリヒ・ハイエク</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1337</link>
<description>ハイエクは、社会や経済に不確実性があることはケインズ同様に認識していたのだが、そこから先はまったく逆で、だからこそ市場の自立性や自在性に事態の推移を任せるべきだと考えた。市場はとことん自律的に動くべきもので、政府はよほどのこと以外は手を出すべきではない。ハイエクはそちらのほうに立った。</description>
<content:encoded><![CDATA[ハイエクは、社会や経済に不確実性があることはケインズ同様に認識していたのだが、そこから先はまったく逆で、だからこそ市場の自立性や自在性に事態の推移を任せるべきだと考えた。市場はとことん自律的に動くべきもので、政府はよほどのこと以外は手を出すべきではない。ハイエクはそちらのほうに立った。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-27</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1336">
<title>『市場社会の思想史』間宮陽介</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1336</link>
<description>まずは経済思想史が見えていなければならない。 ただしこれが紆余曲折がありすぎて見えにくい。 紆余曲折を見るには簡潔に通史を述べている本がいい。 何かないかと左見右見するうちふと思い出して、本書にした。 京都大学の間宮陽介さんが放送大学で「経済思想」を講義したときのテキストにもとづいて書いた『市場社会の思想史』だ。</description>
<content:encoded><![CDATA[まずは経済思想史が見えていなければならない。 ただしこれが紆余曲折がありすぎて見えにくい。 紆余曲折を見るには簡潔に通史を述べている本がいい。 何かないかと左見右見するうちふと思い出して、本書にした。 京都大学の間宮陽介さんが放送大学で「経済思想」を講義したときのテキストにもとづいて書いた『市場社会の思想史』だ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1335">
<title>『偶然性と運命』木田元</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1335</link>
<description>今夜は木田さんの『偶然性と運命』をとりあげて、かつてはどんなふうに偶然や運命が哲学されたのかを、少々覗いておくことにする。 19世紀に芽生えた「たまたま」の思想や数学は、確率論といい、統計学といい、ショーペンハウアーといいジンメルといい、またハイデガーといい九鬼周造といい、なんともきわどいものに向かおうとしていた。</description>
<content:encoded><![CDATA[今夜は木田さんの『偶然性と運命』をとりあげて、かつてはどんなふうに偶然や運命が哲学されたのかを、少々覗いておくことにする。 19世紀に芽生えた「たまたま」の思想や数学は、確率論といい、統計学といい、ショーペンハウアーといいジンメルといい、またハイデガーといい九鬼周造といい、なんともきわどいものに向かおうとしていた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-18</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1334">
<title>『偶然を飼いならす』イアン・ハッキング</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1334</link>
<description>かつて「偶然」に立ちはだかっていた決定論。 その決定論を切り崩していった統計学と確率論。 これですっかり「たまたま」は剥き出しになった。 そして、みごとに飼いならされたのだ。 やがて統計官僚が出現し、「正常」と「そうでないもの」を分断していった。 これは近代国民国家による悪夢なのか、それとも今日に及ぶ金融工学がもたらした統計的社会観の凱歌なのだろうか。</description>
<content:encoded><![CDATA[かつて「偶然」に立ちはだかっていた決定論。 その決定論を切り崩していった統計学と確率論。 これですっかり「たまたま」は剥き出しになった。 そして、みごとに飼いならされたのだ。 やがて統計官僚が出現し、「正常」と「そうでないもの」を分断していった。 これは近代国民国家による悪夢なのか、それとも今日に及ぶ金融工学がもたらした統計的社会観の凱歌なのだろうか。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-15</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1333">
<title>『リスク』土方透／アルミン・ナセヒ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1333</link>
<description>本書は、ぼくがリスク論に関心をもったころに読んだ１冊だ。 『たまたま』(1330夜)に始まって、最近の社会が気にしすぎている金融リスクや心理リスクやシステムリスクを話題にするための、ちょうど媒介項にあたる本になるのではないかと思って、今夜とりあげてみた。 現代社会が問題視するリスクとは、工業社会がポストモダンな社会に移行する過程で、みずからつくりだした社会的危険をばらまいたものだったとも言える。 そこには、過度な資本主義的経済活動や、統計的確率の過信的適用や、決定のロジックの乱用がはたらいていた。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書は、ぼくがリスク論に関心をもったころに読んだ１冊だ。 『たまたま』(1330夜)に始まって、最近の社会が気にしすぎている金融リスクや心理リスクやシステムリスクを話題にするための、ちょうど媒介項にあたる本になるのではないかと思って、今夜とりあげてみた。 現代社会が問題視するリスクとは、工業社会がポストモダンな社会に移行する過程で、みずからつくりだした社会的危険をばらまいたものだったとも言える。 そこには、過度な資本主義的経済活動や、統計的確率の過信的適用や、決定のロジックの乱用がはたらいていた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-09</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1332">
<title>『グローバル資本主義の危機』ジョージ・ソロス</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1332</link>
<description>ヘッジファンドで大儲けした投資家ソロス。 早くからランダムウォーク投資理論をはるかに上回る成績を収めていたソロス。 一方で、慈善家・社会改革者として名を馳せるソロス。 これらのソロスは一致しているのだろうか。</description>
<content:encoded><![CDATA[ヘッジファンドで大儲けした投資家ソロス。 早くからランダムウォーク投資理論をはるかに上回る成績を収めていたソロス。 一方で、慈善家・社会改革者として名を馳せるソロス。 これらのソロスは一致しているのだろうか。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-12-04</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1331">
<title>『ブラック・スワン』ナシーム・ニコラス・タレブ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1331</link>
<description>著者のナシーム・ニコラス・タレブは、帯では「不確実性科学の大学教授にして、トレーダーの鬼才」というふうになっている。付け加えると、タレブはレバノンでギリシア正教の家に生まれ、MBAを取得後、パリ大学、ニューヨーク大学で確率論のリスク管理応用を研究、デリバティブ・トレーダー兼クォンツとしても活躍した。今はMITに移っているらしい。クォンツというのは、不確実性を扱う数理モデルを金融データや金融商品に応用するプロのことをいう。</description>
<content:encoded><![CDATA[著者のナシーム・ニコラス・タレブは、帯では「不確実性科学の大学教授にして、トレーダーの鬼才」というふうになっている。付け加えると、タレブはレバノンでギリシア正教の家に生まれ、MBAを取得後、パリ大学、ニューヨーク大学で確率論のリスク管理応用を研究、デリバティブ・トレーダー兼クォンツとしても活躍した。今はMITに移っているらしい。クォンツというのは、不確実性を扱う数理モデルを金融データや金融商品に応用するプロのことをいう。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-11-28</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1330">
<title>『たまたま』レナード・ムロディナウ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1330</link>
<description>★★★ 本夜より、松岡正剛の千夜千冊は“連環篇”として、ISIS本座に移りました ★★★　　ハレの「連環篇」の第一冊目は、レナード・ムロディナウの『たまたま』にした。予測なき第３ステージに入った千夜千冊が、たまたまの一冊から始まるもいいだろうという気分で選んだ。</description>
<content:encoded><![CDATA[★★★ 本夜より、千夜千冊は“連環篇”として、ISIS本座に移りました ★★★　　ハレの「連環篇」の第一冊目は、レナード・ムロディナウの『たまたま』にした。予測なき第３ステージに入った千夜千冊が、たまたまの一冊から始まるもいいだろうという気分で選んだ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2009-11-25</dc:date>
</item>

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