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<title>松岡正剛の千夜千冊</title>
<link>http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/</link>
<description>知の方法を語る松岡正剛の読書術</description>
<dc:language>ja</dc:language>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-06-23</dc:date>

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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1367">
<title>『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1367</link>
<description>本書の原題は“The Ascent of Money”だから、歴史というより進化そのもので、正確には「マネーの急進化」といったところ。 人類の進化にどうしてマネーの進化や変貌が必要だったのか、それでよかったのかを問うた本なのである。マネーの暴走は止められたはずだというファーガソン流の歴史観にもなっている。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書の原題は“The Ascent of Money”だから、歴史というより進化そのもので、正確には「マネーの急進化」といったところ。 人類の進化にどうしてマネーの進化や変貌が必要だったのか、それでよかったのかを問うた本なのである。マネーの暴走は止められたはずだというファーガソン流の歴史観にもなっている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-06-21</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1366">
<title>『アングロサクソン・モデルの本質』渡部亮</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1366</link>
<description>なぜイギリスに世界資本主義が集中して確立し、そこからアングロサクソン・モデルが世界中に広まっていったのか。 英国型コモンローと大陸型ローマ法の違い、エクイティやコーポレート・ガバナンスの違い、とりわけアメリカ型株主主権型資本主義との違いなど、いろいろ考えなければならないことがある。</description>
<content:encoded><![CDATA[なぜイギリスに世界資本主義が集中して確立し、そこからアングロサクソン・モデルが世界中に広まっていったのか。 英国型コモンローと大陸型ローマ法の違い、エクイティやコーポレート・ガバナンスの違い、とりわけアメリカ型株主主権型資本主義との違いなど、いろいろ考えなければならないことがある。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-06-11</dc:date>
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<title>『長い20世紀』ジョヴァンニ・アリギ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1365</link>
<description>覇権(ヘゲモニー)とは何か。 それは国家そのものにあてはまるのではない。 軍事と資本にこそあてはまる。 本書でジョヴァンニ・アリギが書いたことは、史的システムとしての資本主義がどのように覇権のサイクルをその内側のエンジンに取り込んだかということだ。 民主党党首がたった一夜にして替わった夜、そのことを振り返りたい。</description>
<content:encoded><![CDATA[覇権(ヘゲモニー)とは何か。 それは国家そのものにあてはまるのではない。 軍事と資本にこそあてはまる。 本書でジョヴァンニ・アリギが書いたことは、史的システムとしての資本主義がどのように覇権のサイクルをその内側のエンジンに取り込んだかということだ。 民主党党首がたった一夜にして替わった夜、そのことを振り返りたい。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-06-05</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1364">
<title>『史的システムとしての資本主義』イマニュエル・ウォーラーステイン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1364</link>
<description>頑固な資本主義論である。 資本主義は歴史的なシステムで、かつて歴史的にシステムといえるものは、唯一、15世紀に発して今日につながる資本主義しかなく、それは「世界システム」となった資本主義だけである、というのがウォーラーステインの言い分だ。 あえて説明を加えれば、「世界システム」というのは、資本制的な分業がゆきわたっている地域・領域・空間にほぼあてはまるもので、その内部には複数の文化体が包含されている。</description>
<content:encoded><![CDATA[頑固な資本主義論である。 資本主義は歴史的なシステムで、かつて歴史的にシステムといえるものは、唯一、15世紀に発して今日につながる資本主義しかなく、それは「世界システム」となった資本主義だけである、というのがウォーラーステインの言い分だ。 あえて説明を加えれば、「世界システム」というのは、資本制的な分業がゆきわたっている地域・領域・空間にほぼあてはまるもので、その内部には複数の文化体が包含されている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-05-28</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1363">
<title>『物質文明・経済・資本主義』フェルナン・ブローデル</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1363</link>
<description>なんといっても物質生活・経済・資本主義のアーリーモダン400年ぶんである。 こんな記念碑的大冊を、急いで走り案内することも不可能だから、あえて、なんとなく感想を綴ることにした。 とはいえ相手はアナール派の総帥ブローデルだ。 最大のリスペクトをもって、せめてその大部と細部の香ばしさは伝えたい。 千夜千冊「連環篇」はここをもって次なるステージにゆっくりと旋回していくことになる。</description>
<content:encoded><![CDATA[なんといっても物質生活・経済・資本主義のアーリーモダン400年ぶんである。 こんな記念碑的大冊を、急いで走り案内することも不可能だから、あえて、なんとなく感想を綴ることにした。 とはいえ相手はアナール派の総帥ブローデルだ。 最大のリスペクトをもって、せめてその大部と細部の香ばしさは伝えたい。 千夜千冊「連環篇」はここをもって次なるステージにゆっくりと旋回していくことになる。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-05-19</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1362">
<title>『10万年の世界経済史』グレゴリー・クラーク</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1362</link>
<description>10万年ぶんの世界経済史？ それは邦題のやり過ぎで、クラークはそんなつもりはない。 主題は「世界はなぜ不均衡に発展したのか」ということで、1800年ごろに注目し、産業革命以前と以後を比較しつつ、なぜ産業革命がイギリスに起こって、他の国には起こらなかったかを、計量経済史を総動員して論じている。</description>
<content:encoded><![CDATA[10万年ぶんの世界経済史？ それは邦題のやり過ぎで、クラークはそんなつもりはない。 主題は「世界はなぜ不均衡に発展したのか」ということで、1800年ごろに注目し、産業革命以前と以後を比較しつつ、なぜ産業革命がイギリスに起こって、他の国には起こらなかったかを、計量経済史を総動員して論じている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-05-10</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1361">
<title>『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンド</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1361</link>
<description>今日の世界現状からのジャレド・ダイアモンドの問題意識は、「現代世界はなぜこんなにも不均衡になったのか」ということにある。世界の富や権力はなぜ現在のようなかたちで分配されのたのか？ なぜ、他の文明がイニシアチブをとり、なぜ他のかたちで分配されなかったのか？ 南北アメリカの先住民、アフリカ大陸の部族や民族、オーストラリア大陸のアボリジニは、なぜヨーロッパ系の力を打倒しなかったのか、征服しなかったのか？ ダイアモンドは、ときに１万年以上さかのぼってその原因をとらえようとする。</description>
<content:encoded><![CDATA[今日の世界現状からのジャレド・ダイアモンドの問題意識は、「現代世界はなぜこんなにも不均衡になったのか」ということにある。世界の富や権力はなぜ現在のようなかたちで分配されのたのか？ なぜ、他の文明がイニシアチブをとり、なぜ他のかたちで分配されなかったのか？ 南北アメリカの先住民、アフリカ大陸の部族や民族、オーストラリア大陸のアボリジニは、なぜヨーロッパ系の力を打倒しなかったのか、征服しなかったのか？ ダイアモンドは、ときに１万年以上さかのぼってその原因をとらえようとする。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-05-06</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1360">
<title>『グローバリゼーション 人類５万年のドラマ』ナヤン・チャンダ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1360</link>
<description>構成と味付けにおいて、とてもよく出来た本だ。 5万年のグローバリゼーションの歴史を、何人かの人物と幾つかの商品の例示によって、かいつまんだ。 著者はインド出身の辣腕ジャーナリストで、返還直前の香港で東アジア情勢をずっと観察してきた。 そのうち5万年のクロニクル地図が見えてきた。</description>
<content:encoded><![CDATA[構成と味付けにおいて、とてもよく出来た本だ。 5万年のグローバリゼーションの歴史を、何人かの人物と幾つかの商品の例示によって、かいつまんだ。 著者はインド出身の辣腕ジャーナリストで、返還直前の香港で東アジア情勢をずっと観察してきた。 そのうち5万年のクロニクル地図が見えてきた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-05-03</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1359">
<title>『フラット化する世界』トーマス・フリードマン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1359</link>
<description>1999年のトーマス・フリードマンの著書『レクサスとオリーブの木』には「グローバリゼーションの正体」という副題がついていた。97年のタイ・バーツの暴落でアジア通貨危機のニュースがかけめぐり、LTCM社が破綻し、ロシアにも経済危機が襲った翌年の刊行だった。なぜタイのアソケ通りの金融状況やロシアの政府の不手際がたちまち自分のところまですぐ届くのか。フリードマンは自分の身におこったその奇妙な問題意識から『レクサスとオリーブの木』を書いた。</description>
<content:encoded><![CDATA[1999年のトーマス・フリードマンの著書『レクサスとオリーブの木』には「グローバリゼーションの正体」という副題がついていた。97年のタイ・バーツの暴落でアジア通貨危機のニュースがかけめぐり、LTCM社が破綻し、ロシアにも経済危機が襲った翌年の刊行だった。なぜタイのアソケ通りの金融状況やロシアの政府の不手際がたちまち自分のところまですぐ届くのか。フリードマンは自分の身におこったその奇妙な問題意識から『レクサスとオリーブの木』を書いた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-04-22</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1358">
<title>『グローバリゼーション』マンフレッド・スティーガー</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1358</link>
<description>本書は“Very Short Introductions”シリーズで、まことに具合よく俯瞰がゆきとどいている。手頃に問題点を列挙するにはふさわしい。 著者のスティーガーは、「多次元的アプローチ」と名付けた叙述に徹していて、次の３つのグローバリズムがグローバル・イデオロギーの鎬を削りあっていると見るのが、まずまず妥当だろうと俯瞰する。 グローバリズム市場派、グローバリズム正義派、グローバリズム聖戦派というふうに。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書は“Very Short Introductions”シリーズで、まことに具合よく俯瞰がゆきとどいている。手頃に問題点を列挙するにはふさわしい。 著者のスティーガーは、「多次元的アプローチ」と名付けた叙述に徹していて、次の３つのグローバリズムがグローバル・イデオロギーの鎬を削りあっていると見るのが、まずまず妥当だろうと俯瞰する。 グローバリズム市場派、グローバリズム正義派、グローバリズム聖戦派というふうに。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-04-19</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1357">
<title>『グローバリズムという妄想』ジョン・グレイ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1357</link>
<description>グローバル資本主義は、普遍的文明を広げたがる啓蒙主義である。 それは、合意と契約をふやして国家の基盤を弱らせる。 企業をコンプライアンスで縛り、さらには各国の文化を蹂躙しながら、雇用を不安定にして、労働力を低下させる。 おまけに、誰もかもを見えないリスクで不断に脅かしていくことになる。 なぜ、世界はこんなものに騙されたのか。</description>
<content:encoded><![CDATA[グローバル資本主義は、普遍的文明を広げたがる啓蒙主義である。 それは、合意と契約をふやして国家の基盤を弱らせる。 企業をコンプライアンスで縛り、さらには各国の文化を蹂躙しながら、雇用を不安定にして、労働力を低下させる。 おまけに、誰もかもを見えないリスクで不断に脅かしていくことになる。 なぜ、世界はこんなものに騙されたのか。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-04-16</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1356">
<title>『新自由主義』デヴィッド・ハーヴェイ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1356</link>
<description>これまで何冊ものグローバル資本主義批判や新自由主義批判を読んできたが、本書ほどネオリベ・グローバリズムの発生・変遷・主張・誤解・限界をたくみにまとめたものはなかった。 どんなことが書いてあるかをかいつまむと、アメリカが20世紀後半、どのような反民主主義的戦略によって非共産主義国を“解放”させていったのか、そのことがどのように「ネオリベラル国家の資本主義政策」となっていったのか、それが有利なビジネス環境づくり、アカウンタビリティ（資金管理責任）の確立などの強権的波及などを通して、結局は「あらゆるリスクを公共部門に担わせ、利益のいっさいは私企業が吸い上げるという新自由主義システム」の完成に向かうことになったのか、そういうことの一部始終がまことにみごとに浮き彫りにされている。</description>
<content:encoded><![CDATA[これまで何冊ものグローバル資本主義批判や新自由主義批判を読んできたが、本書ほどネオリベ・グローバリズムの発生・変遷・主張・誤解・限界をたくみにまとめたものはなかった。 どんなことが書いてあるかをかいつまむと、アメリカが20世紀後半、どのような反民主主義的戦略によって非共産主義国を“解放”させていったのか、そのことがどのように「ネオリベラル国家の資本主義政策」となっていったのか、それが有利なビジネス環境づくり、アカウンタビリティ（資金管理責任）の確立などの強権的波及などを通して、結局は「あらゆるリスクを公共部門に担わせ、利益のいっさいは私企業が吸い上げるという新自由主義システム」の完成に向かうことになったのか、そういうことの一部始終がまことにみごとに浮き彫りにされている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-04-11</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1355">
<title>『経済幻想』エマニュエル・トッド</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1355</link>
<description>類書がない本だ。 家族人類学や歴史人口学の成果から、グローバル経済を告発した。 たんに告発しただけではない。 そのルーツがアングロサクソン型の歴史的家族制度にもとづいていることを証した。 それとともに、ドイツや日本の社会は新自由主義にあてはまらないだろうと暗示した。 反グローバリズムの狼煙が、家族の思想によって議論されるなんて、まことにもってユニークだ。</description>
<content:encoded><![CDATA[類書がない本だ。 家族人類学や歴史人口学の成果から、グローバル経済を告発した。 たんに告発しただけではない。 そのルーツがアングロサクソン型の歴史的家族制度にもとづいていることを証した。 それとともに、ドイツや日本の社会は新自由主義にあてはまらないだろうと暗示した。 反グローバリズムの狼煙が、家族の思想によって議論されるなんて、まことにもってユニークだ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-04-05</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1354">
<title>『ＩＭＦ 使命と誤算』大田英明</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1354</link>
<description>かつて世界銀行の上級副総裁だった経済学者ジョセフ・スティグリッツの『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』が告発しているのは、IMF（国際通貨基金）と世界銀行（IBRD・IDA）と世界貿易機関（WTO）だった。 とくにIMFである。 いっぽう本書はIMFの歴史と将来について、慎重ではあるものの、さまざまな問題をコンパクトに割り振りながら、あまさず正確に扱っている。スティグリッツのような激しい告発力はまったくないけれど、そのぶん淡々とIMFの狂った体質が伝わるようになっている。</description>
<content:encoded><![CDATA[かつて世界銀行の上級副総裁だった経済学者ジョセフ・スティグリッツの『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』が告発しているのは、IMF（国際通貨基金）と世界銀行（IBRD・IDA）と世界貿易機関（WTO）だった。 とくにIMFである。 いっぽう本書はIMFの歴史と将来について、慎重ではあるものの、さまざまな問題をコンパクトに割り振りながら、あまさず正確に扱っている。スティグリッツのような激しい告発力はまったくないけれど、そのぶん淡々とIMFの狂った体質が伝わるようになっている。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-29</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1353">
<title>『反経済学』金子勝</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1353</link>
<description>本書にはそうとうの先見の明があった。刊行は1999年、所収論文はそれ以前の数年間のものだ。海外では主張こそあれこれ異なってはいたものの、スーザン・ストレンジ、ポール・クルーグマン、ハイマン・ミンスキー、ジョセフ・スティグリッツ、エマニュエル・トッドなど、いくつかの先駆的研究は出ていたのだが、このころ、のちに市場原理主義と一括されることになった動向に、いちはやく批判的洞察をもたらした日本人はお世辞にもほとんど一人もいなかった。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書にはそうとうの先見の明があった。刊行は1999年、所収論文はそれ以前の数年間のものだ。海外では主張こそあれこれ異なってはいたものの、スーザン・ストレンジ、ポール・クルーグマン、ハイマン・ミンスキー、ジョセフ・スティグリッツ、エマニュエル・トッドなど、いくつかの先駆的研究は出ていたのだが、このころ、のちに市場原理主義と一括されることになった動向に、いちはやく批判的洞察をもたらした日本人はお世辞にもほとんど一人もいなかった。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-25</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1352">
<title>『マッド・マネー』スーザン・ストレンジ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1352</link>
<description>本書はスーザン・ストレンジが1986年に満を持して世に問うた『カジノ資本主義』（岩波書店）の10年後の続編で、いまから12年前の1998年に刊行された。 これらの著書をつなぐキーワードは、実は「金融」そのものではない。 キーワードは一貫して「ボラティリティ」（volatility）なのである。 ボラティリティは金融関係者にはおなじみの用語で、「浮動性」とか「変動幅」といった意味をもつのだが、これがちょっと曲者なのである。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書はスーザン・ストレンジが1986年に満を持して世に問うた『カジノ資本主義』（岩波書店）の10年後の続編で、いまから12年前の1998年に刊行された。 これらの著書をつなぐキーワードは、実は「金融」そのものではない。 キーワードは一貫して「ボラティリティ」（volatility）なのである。 ボラティリティは金融関係者にはおなじみの用語で、「浮動性」とか「変動幅」といった意味をもつのだが、これがちょっと曲者なのである。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-17</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1351">
<title>『意味に餓える社会』ノルベルト・ボルツ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1351</link>
<description>本書はドイツ・ポストモダン派の旗手が綴った一滴の快著だった。 ポストモダン議論についてはフランス派やアメリカ派に少々うんざりしていて、なかではデイヴィッド・ハーヴェイの経済地理学的なポスモダニズム論くらいが勝ち残ったように見えていたのだが、どうしてどうしてドイツ派も、ボルツを見るかぎりは、骨がある。 複雑で不確実な事態やシステムには“自分入り”のコンティンジェンシーが動いていると考えたボルツはそこからこそ「意味」が生まれるとした。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書はドイツ・ポストモダン派の旗手が綴った一滴の快著だった。 ポストモダン議論についてはフランス派やアメリカ派に少々うんざりしていて、なかではデイヴィッド・ハーヴェイの経済地理学的なポスモダニズム論くらいが勝ち残ったように見えていたのだが、どうしてどうしてドイツ派も、ボルツを見るかぎりは、骨がある。 複雑で不確実な事態やシステムには“自分入り”のコンティンジェンシーが動いていると考えたボルツは、そこからこそ「意味」が生まれるとした。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-12</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1350">
<title>『偶然性・アイロニー・連帯』リチャード・ローティ</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1350</link>
<description>トロツキーと野性の蘭？ リチャード・ローティはこの間にいて、カント以来の“哲学さま”を傍若無人にぶっこわす。 本書のタイトル『偶然性・アイロニー・連帯』の「偶然性」は、チャンスやアクシデントやオケージョンではなく、「コンティンジェンシー」（contingency）である。 ローティは、このコンティンジェンシーをたいそうメタフォリカルに扱って、言語や自己や共同体の本質そのものにあてはめた。 いわば新たな「偶然性の哲学」の開陳なのである。</description>
<content:encoded><![CDATA[トロツキーと野性の蘭？ リチャード・ローティはこの間にいて、カント以来の“哲学さま”を傍若無人にぶっこわす。 本書のタイトル『偶然性・アイロニー・連帯』の「偶然性」は、チャンスやアクシデントやオケージョンではなく、「コンティンジェンシー」（contingency）である。 ローティは、このコンティンジェンシーをたいそうメタフォリカルに扱って、言語や自己や共同体の本質そのものにあてはめた。 いわば新たな「偶然性の哲学」の開陳なのである。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-08</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1349">
<title>『社会システム理論』ニクラス・ルーマン</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1349</link>
<description>社会は自立分出システムである。 自分で自分を自己再帰してきたシステムである。 そこではダブル・コンティンジェントに意味が創出され、はぐれあい、空席をうろつき、そうであるがゆえにオートポイエティックなシステムとして自己準拠されている。そのようなルーマン社会学を、ルーマン自身はどう語ったのか。 ぼくが勝手な言い換えをしてみた。</description>
<content:encoded><![CDATA[社会は自立分出システムである。 自分で自分を自己再帰してきたシステムである。 そこではダブル・コンティンジェントに意味が創出され、はぐれあい、空席をうろつき、そうであるがゆえにオートポイエティックなシステムとして自己準拠されている。そのようなルーマン社会学を、ルーマン自身はどう語ったのか。 ぼくが勝手な言い換えをしてみた。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-03-02</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1348">
<title>『リスク論のルーマン』小松丈晃</title>
<link>http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1348</link>
<description>本書では、ニクラス・ルーマンがその独特の自己準拠的システム論あるいはオートポイエティック・システム論にもとづいて、どのようにリスクおよびリスク社会を見つめたのかが集中して論じられる。 ルーマンの社会論や経済論やルーマン自身の著作は次夜で紹介したい。 まずは外側の解読者の目から案内しておきたいからだ。</description>
<content:encoded><![CDATA[本書では、ニクラス・ルーマンがその独特の自己準拠的システム論あるいはオートポイエティック・システム論にもとづいて、どのようにリスクおよびリスク社会を見つめたのかが集中して論じられる。 ルーマンの社会論や経済論やルーマン自身の著作は次夜で紹介したい。 まずは外側の解読者の目から案内しておきたいからだ。]]></content:encoded>
<dc:creator>松岡正剛</dc:creator>
<dc:date>2010-02-23</dc:date>
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